ベトナムが生んだ“犬食文化”ホラー、『狗神の業』8月15日公開 予告編&場面写真も

ベトナム映画『Quy Cau(原題)』が、『狗神の業』の邦題で8月15日に公開されることが決定した。
本作は、“犬食文化”が今なお続くベトナムで公開されるや否やその不快度MAXのストーリーが話題を呼び、同時期に公開されたハリウッド大作『アクアマン』を抜いて週間動員数1位を記録したホラー映画。興行収入6億円を突破し、国産ホラーとして歴代最高成績を収めた。また、映画祭においても富川国際ファンタスティック映画祭2024ほか世界各地のジャンル映画祭で称賛され、日本でもカナザワ映画祭に新設された国際コンペティション部門「「Choice of Kanazawa」の第1回長編グランプリ作品に輝いた。
ナムは父の葬儀のために、婚約者のスアンと共に故郷へ帰省する。しかし、実家が経営する犬肉店やスアンの妊娠をめぐって口論となり、家族の非情な態度と不穏な雰囲気に次第に不快感を覚える。葬儀の日の夜、ナムは夢を見る。夢では、まるで売られる前の犬のように家族全員が殺され吊るされており、その傍らで「一族全員が殺される」と亡くなった父が言い放つ。その言葉通りに不可解な出来事が起こり始め、家族は次々と犠牲になっていくのだった。以前同じように家族を亡くした別の犬肉店の娘・ライは「赤い鼻の白い犬に気をつけろ」と警告する。それは、ナムの実家にいる番犬と同じ特徴で……。“犬肉”を生業とする一族に継承される“業”が、家族を飲み込んでいく。
監督は、これが初の長編映画制作となったルー・タン・ルアン。キャストには、ベトナムのホラー王と呼ばれるクアン・トゥアンや国民的俳優キム・スアンなどに加え、Instagramのフォロワー数100万人超えの人気DJ・ミーが、オーディションを経て初の演技に挑戦した。
今回、犬肉販売を生業とする家族全員がこちらに不気味に笑いかけてくる日本版ビジュアルと、「むごい殺生をして恩恵を失った」「犬は食べません……」等の台詞が印象に残る予告編、さらに犬の屠殺場や犬肉を調理する様子を捉えた不快感を煽る場面写真も公開された。血と怨念が付きまとう業(カルマ)、家族内で交錯する疑念や隠してきた罪が、次第に浮き彫りとなっていく。
■公開情報
『狗神の業』
8月15日(金)シネマート新宿ほかで全国ロードショー
監督:ルー・タン・ルアン
出演:クアン・トゥアン、ミー、ヴァン・ドゥン、ナム・トゥー、ハン・トゥイ、キム・スアン
配給:JIGGYFILMS
原題:Quy Cau/2023/ベトナム/ベトナム語/カラー/99分
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