中村アン、小澤征悦への“罵倒”は「毎日の快感」 小島健&影山優佳は初の役柄に手応え

中村アンと小澤征悦のW主演ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、7月6日よりスタートする。その制作発表会見が7月2日に都内で開かれ、中村と小澤をはじめ、共演のさとうほなみ、小島健(Aぇ! group)、影山優佳、松尾諭、渡邉心結、嶋田鉄太、さらに脚本・演出を務める足立紳、その妻であり協力プロデューサーとしても参加している足立晃子が登壇した。
本作は、映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』を手がけた足立紳が、自身の連載日記『後ろ向きで進む』をベースに執筆したホームドラマ。“キレる妻”と“残念な夫”という 衝突不可避の夫婦が、罵倒と叱責、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく、一家奮闘の物語だ。

夫婦役を務める中村と小澤は今作が初共演となる。タイトルにもなっている朝山家は、脚本家として売れている夫の賢太(小澤征悦)、夫が所属する事務所で社長を務める妻の朝子(中村アン)、高校1年の長女・蝶子(渡邉心結)と小学6年の息子・晴太(嶋田鉄太)の4人家族。朝山家だけで本読みをしたことがあったと中村は振り返り、「こんな会話劇をしたことがないので、不安な気持ちを正直に小澤さんに話たら全部に“ビックリ”をつけるテンションで堂々と悪口を言い合うというアドバイスをいただきました」と罵倒キャラのヒントを得たと話す。それに小澤も「セリフの掛け合いが気持ちよくテンポ感が出てくるのが、今回の作品の根底なのかな」とコメントした。

中村は演じる朝子という役について、「チャレンジングだと思いながら、今は罵倒することが気持ちよくて、毎日の快感になっております」と会場の笑いを誘う。小澤は演じる賢太について、自分が“残念な夫”と思ってないところが一番残念と話しながら、役作りとして猫背になってしまうことを明かした。

小島が演じるのは、晴太が通う療育センターの職員・中川陸。大学時代、教育学部で初等教育を学んでいたという小島は、「仕事の兼ね合いで教育実習に行けずに、免許は持ってない状態なんですが、こうして教育に関する役ができたのは人生の中でも嬉しいことですね」と笑みを見せる。

影山は日曜劇場『御上先生』(TBS系)での生徒役も記憶に新しい中で、今作では晴太のクラス担任・木本美樹を演じている。影山はそのギャップに触れながらも、「両方の立場を学びながらお芝居ができたのは勉強になりました」と述べた。嶋田が演じる晴太について聞かれると、「晴太くんの伺い知れない心の内をなんとか汲み取ろうと新人の先生なりに頑張ってみたり、でもそれがうまくいかなかったりという葛藤の部分を役としてもそうですけど、コミュニケーションの一つとして難しさと楽しさを春田くんから教えてもらった時間でした」と答えた。






















