中村アン、小澤征悦への“罵倒”は「毎日の快感」　小島健＆影山優佳は初の役柄に手応え

　また、今回の会見は、本作のモデルになっていると言ってもいい、足立夫妻が最前列で見守っている中で進行。主演の小澤をはじめ、キャスト陣がソワソワする中で、足立紳、足立晃子の2人がステージに登場した。足立紳は、小澤や松尾が言及していた賢太の“残念そうに見えない残念さ”が自身にもあると恥ずかしそうに自画自賛。「上手い具合に隠すというか、むしろそれをちょっと売りにしてるようなところが昔からあるんじゃないかなと薄々感じていて」と打ち明ける

　足立晃子は朝子という役について、「中村さんが、私が発する放送禁止のヒステリックなところを全部なくして、愛らしくて、一生懸命さがあって、頑張ってるので、朝子が魅力的になっていると思う」と“晃子節”で魅力を解説。脚本を手がける足立紳が「殺人事件とか不倫とかそういうのは全然ないんですけど、人の生活みたいなものがちゃんと描けてるんじゃないかなと自分では思っています」と話すと、それを聞いた小澤が「『日常って映画とかドラマみたいにうまくいくわけじゃないので、それこそ次から次へと大小いろんな問題が起きちゃうのが人生だと思いますから』という自分のセリフがあるのですが、今まさに足立さんが同じことをおっしゃっていて、足立さんは心の底から思っていることを口にしているんだと思いました」とコメントすると、そこに足立晃子が「私もすごいそう思います。（話に）入りますけど、私もセリフがリアルなところだけはすごくいいなと、そこに小澤さんが気づいてくれて嬉しいです」と横入り。その様子に、思わず松尾も「晃子さん、舞台挨拶慣れすごいですね」と驚きの表情を浮かべ、“強力プロデューサー”だと冗談混じりに話す。話に割って入られた小澤に足立紳が「入ってきかた嫌じゃないですか？」と気遣うと、「確かに俺、今喋ってて、突然晃子さん入ってきたじゃないですか。ちょっとイラッとしましたよ。まだ、俺喋ってんだけどなって（笑）」と正直に打ち明けていた。

　会見の終わりに小澤は、「何も起こらない日常の会話が続くんですけれども、僕はその中に優しさだったりとか照れ隠しだったりとか、愛だったりとかそういうものがセリフの根底に流れてるような気がずっとしていて。こういう世界があるんだと思っていただけたら嬉しいです」と本作のメッセージを交えながら挨拶をした。

■放送情報
『こんばんは、朝山家です。』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、7月6日（日）スタート 毎週日曜22:15〜放送
TVerにて、放送終了後見逃し配信
U-NEXT、Prime Videoにて全話配信
出演：中村アン、小澤征悦、さとうほなみ、小島健（Aぇ! group）影山優佳、渡邉心結、嶋田鉄太、土佐和成、佐野弘樹、竹財輝之助、河井青葉、丸山智己、宇野祥平、松尾諭
脚本：足立紳
原案：足立紳・足立晃子『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ～ままならない人生を後ろ向きで進む～』（辰巳出版）
演出：足立紳、小沼雄一、安村栄美
チーフプロデューサー：山崎宏太
プロデューサー：寺川真未、宮本日奈美、加藤伸崇（S・D・P）、坪ノ内俊也（R.I.S Enterprise）
協力プロデューサー：足立晃子
ビジュアル撮影：浅田政志
タイトルロゴ：寺内暁
制作協力：S・D・P
制作著作：ABCテレビ
© ABCテレビ
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