『イカゲーム』『84m²』『殺人配信』など出演作が目白押し! “実力派”カン・ハヌルの快進撃

“実力派”カン・ハヌルの快進撃

 カン・ハヌルが忙しい。傲慢な御曹司から人間味あふれる好青年へと変化するハン・ボム役を務めたNetflixの主演ドラマ『隠し味にはロマンス』の配信が好評のうちに終わったばかりだが、6月27日からはお調子者の元海兵隊員“388番”のカン・デホ役としてシーズン2から出演中のNetflixシリーズ『イカゲーム』シーズン3の配信がスタート。相変わらず眼光が鋭いイ・ジョンジェ演じる“456番”ことソン・ギフンと、バチバチに火花を散らすデホ。極限状態となるデスバトルの中で、みんなを殺したのは「お前だ」と罵り合う。最終章はこれまでのさまざまな展開の幕引きとなり、ヒリヒリするようなスリルはそのままに、底知れぬ哀しみがストーリーを覆う。

『イカゲーム』シーズン3:Netflixにて配信中 No Ju-han/Netflix © 2025

 さらには、騒音トラブルに巻き込まれる恐ろしいアパートが舞台のNetflixスリラー映画『84m²』が7月18日から配信され、No.1ストリーマーが生配信で未解決連続殺人事件に挑む韓国映画『殺人配信』が9月26日に日本公開されることが決定した。いずれも主演作ばかりで、ロマンスからスリラーまで出演作品が目白押しのカン・ハヌル。そして7月27日には、東京・せたがやイーグレットホール(世田谷区民会館)でファンミーティングを開催するというのだから、日本のファンにはたまらないシーズンだろう。

『84m²』Young-Uk Jeon/Netlix © 2025

 次々にオファーが舞い込む芸達者なカン・ハヌルは、どのように役者道を確立していったのか、代表的な作品に絞って振り返ってみたい。1990年2月21日、韓国の釜山広域市出身。昔舞台俳優だったという両親の影響で役者を志す。2006年、16歳の時にミュージカル『天上の時計』でデビューし、ミュージカル界のアイドルとして期待されるなか、2007年、『最強! うちのママ』でドラマデビューを果たす。以降、舞台やドラマなどにコンスタントに出演しながら、着実に演技力を身につけていった。

 2013年の『相続者たち』では生徒会長役を好演し、じわじわと注目度が上がってくるなか、2014年の『ミセン-未生-』で学歴も社会経験もないのに周囲から認められていく主人公に嫉妬するエリート役を演じてブレイク。2016年、豪華絢爛なロマンチック時代劇『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』で文武両道の知性派である第8皇子ワン・ウク役を演じた。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』©︎2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.

 IU演じるヒロインとのキュンキュンさせるシーンが満載で、「カン・ハヌルってこんなに色っぽかったっけ!?」と、艶っぽくも優しい眼差しにとろけてしまう女性ファンが続々。さらにイ・ジュンギ演じる凛々しくも切ない第4皇子ワン・ソほか、個性あふれる美しい8人の皇子や王宮の様子も華やかで魅了される。同作でカン・ハヌルは、SBS演技大賞のファンタジードラマ部門の男性優秀演技賞を受賞した。

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