にいさとるの不良漫画『WIND BREAKER』実写映画化 監督は萩原健太郎、脚本は政池洋佑

にいさとるによる人気不良漫画『WIND BREAKER』が、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』として実写映画化され、12月に公開されることが決定した。
街を守る正義の不良という設定で展開する同名漫画を実写映画化する本作。原作漫画は2021年にマガジンポケットで連載が開始され、翌年には「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」を受賞。2024年には待望のTVアニメ化を果たし、各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻した。2025年4月期には早くもTVアニメ第2期が放送され、連載開始からわずか4年間で累計発行部数800万部を突破。舞台化、ゲーム化などメディアミックスも展開されている。
監督を務めるのは、『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』などの萩原健太郎。脚本は、『ハケンアニメ!』で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が手がける。
撮影は2025年2月から4月にかけて沖縄県でオールロケを敢行。物語の中心地ともいえる防風鈴たちが守る「東風商店街」は、県や自治体、地元住民からの協力を得て、実在の商店街を借り、映画用の店舗看板、外装・内装を1店舗ずつ装飾し、原作のアイコンとなる東風商店街のアーチや防風鈴の口上が描かれた看板などもゼロから建設するなど、大規模なオープンセットを制作。原作のエッセンスを踏襲しながら映画の世界観を作り出した。
プロデューサーの加茂義隆は「仲間たちの熱い友情が主人公・桜の抱える孤独や葛藤を打ち破ってゆく。『一人では乗り越えられない深い闇も、仲間となら壊すことができる』そんな胸を打つ原作の力強いメッセージを映画で届けたいという思いが出発点でした」と今回の映像化の意図をコメント。萩原監督は「この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です。若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました」と撮影の手ごたえを語った。
あわせて、超特報映像とファーストルックが公開。超特報映像では、ダイナミックで疾走感のあるアクションの数々と敵に向かおうと駆けだす桜の印象的なバックショットが映し出されている。ファーストルックでは、東風商店街のストリートに押し寄せた獅子頭連の大群に相対する防風鈴の6人のバックショットが切り取られ、風が立ち、木の葉が舞う中、まさにいま始まろうとする戦いのはじまりが表現されている。
コメント
萩原健太郎(監督)
この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です。それは固定観念からの脱却とも言い換えられます。どんな理由であれ肯定できない暴力を通して、若者が前を向けるメッセージを届けられるか? 若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました。ぜひ公開まで楽しみにお待ちください。
政池洋佑(脚本)
「キャラクターの魅力、ひとつ残らず詰め込む」そう心に決めて、映画『WINDBREAKER』の脚本に取り組みました。
主人公の桜たちがぶつかり合い、叫び、戦い抜く姿を想像しながら、脚本打ちあわせを重ねて『全シーン見せ場』とも言える、圧倒的熱量の物語を紡げたと思います。そして、原作者のにい先生とのやり取りを経て、映画ならではのオリジナル展開も誕生しています!!! 大好きな萩原健太郎監督とのタッグで、原作が好きな人はもちろん、初めて触れる方にも刺さる、“てっぺん”を狙える全く新しい不良映画に仕上がりました!公開までもう少々お待ちください!
加茂義隆(プロデューサー)
仲間たちの熱い友情が主人公・桜の抱える孤独や葛藤を打ち破ってゆく。そんな痛快な展開に心を動かされ、本作の実写映画化を企画いたしました。
桜と同じように、誰もが一度は孤独を感じたことがあると思います。「一人では乗り越えられない深い闇も、仲間となら壊すことができる」そんな胸を打つ原作の力強いメッセージを映画で届けたいという思いが出発点でした。
企画当初より、原作のにいさとる先生をはじめ、萩原健太郎監督、脚本家の政池洋佑さんといった才能あふれるクリエイターの皆様とともに、映画『WIND BREAKER』を観客の皆様に楽しんでいただけるよう心をひとつに取り組んでまいりました。実写ならではの迫力あるアクションと心震わせる熱い友情ストーリーが融合した、この冬一番のエンターテイメント作品に仕上がっています。ぜひご期待ください。

■公開情報
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
12月公開
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
プロデューサー:加茂義隆
配給:ワーナー・ブラザース映画
©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会





















