『アフリカン・カンフー・ナチス2 』日本語不使用のガーナ版特報公開　迫力のポスターも

　7月26日に公開される『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』のガーナ版特報映像とポスタービジュアルが公開された。

　前作『アフリカン・カンフー・ナチス』は、Prime Videoでの限定配信から火がつき、2021年に全国劇場公開を果たした。公開後、熱狂的なファンを増やし続け、ファンたちの猛烈な後押しにより、監督自身ですらまったく予期していなかったという続編の製作が実現した。

　第二次大戦後、実は生き延びていたヒトラーは亡命先のガーナから世界征服を企むが、現地の青年アデーがカンフーによってその計画を阻止。ヒトラーも死亡し、世界に再び平和が訪れたはずだった。しかし数年後、ヒトラーはなぜか復活。ガーナの次期大統領選に出馬すると、宣伝大臣ゲッベルスや在ガーナ日本大使・雷電の後押しで瞬く間に国民の心をつかみ、最有力候補になってしまう。この事態に立ち上がったのは、今は亡きアデーの弟アドー（ジョージ・アバイエ）。彼は兄譲りのカンフーでガーナを救おうと戦いに挑むが、ヒトラーは想像を絶する恐ろしい変貌を遂げていて……。

　前作に引き続き、日本在住のドイツ人監督セバスチャン・スタインが監督を務める。監督・脚本・編集・そしてヒトラー役での出演と、主要な役割を一手に引き受け、完全自主映画として続編を企画し、クラウドファンディングを実施。わずか数時間で目標額を達成するとアフリカへ渡り、ニンジャマン監督をはじめ、現地スタッフとの続編撮影を実現させた。

　公開された特報映像は、日本語字幕が一切ないガーナ版。本編を彩るアフリカテイストが凝縮されたハイテンションな楽曲が使用されている。独特のリズムで歌い上げられるサウンドトラックに合わせて、片腕で猛修行に励む主人公の姿、ヒトラーの魔力によって白塗りに替えられたガーナの人々、壮絶なカンフーバトルなどの映像が次々と繰り広げられる。映像の最後には、巨大なロボトラーが戦う様子も収められている。

　あわせて公開されたポスタービジュアルでは、前作のポスターの雰囲気を継承した個性豊かなキャラクターたちの姿が切り取られている。中でもひときわ目を引くのは、上部に大きくそびえる新キャラクターの「ロボトラー」。さらにカンフー使いの主人公コンビや謎のマスクマンや日本人力士など、唯一無二のキャラクターたちが勢揃いしている。

■公開情報
『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』
7月26日（土）シアター・イメージフォーラムほかにて公開
出演：ジョージ・アバイエ、ごっちゃんこ、ベネット・ドゥオモー 、ンケチ・チネドゥ、セバスチャン・スタイン
監督：セバスチャン・スタイン、ニンジャマン
脚本：セバスチャン・スタイン
製作：プロデューサーマン
配給：トランスフォーマー
2024年／ガーナ、ドイツ、日本合作／英語、ドイツ語、日本語、トウィ語／99分／ビスタ／ カラー／原題：African Kung-Fu Nazis2
©SEBASTIAN STEIN ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト：transformer.co.jp/m/akfn2
公式X（旧Twitter）：@Ghanarians