長倉家と千明の姿から再確認 『続・続・最後から二番目の恋』における“恋”の意味

4月28日に放送された『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)の第3話は、長倉家の一同にフォーカスが当たった回だった。
まず、スポットが当たったのは「和平エロ本号泣事件」の真相を語る長倉和平(中井貴一)。これは、和平が中学生の頃の話、彼は同級生から唐突に渡されたエロ本をどうしようかと悩んだ結果、自宅のベッドの下に隠したことが発端となった事件。翌日、母に見つかってしまうのだが、母親はこの本を見ること自体を怒ったのではない、あくまでも「この本に書かれている女性像はうそだと分かってもらいたい」と諭すのであった。そして、これを聞いた和平は、そんなことを母親に言わせてしまったことに嫌気が差し、号泣してしまう。これぞ「和平エロ本号泣事件」の真相だった。

そして、これを聞いた千明(小泉今日子)は和平の現在の価値観にも通じていると察し、「人と人との関係はすべてキャッチボール」「恋愛においてはキャッチャーだけじゃダメなんですよ」と、万年キャッチャーポジションだった和平にアドバイスを送るのであった。
そこから数日後、和平は千明のかかりつけ医である成瀬(三浦友和)と偶然居酒屋で隣の席に。そこで和平がピッチャーに憧れていること、幼少期から受け止める役ばかりで一度も思い切り投げたことがないことを知った成瀬はキャッチボールをしようと言い、「コントロールなんてどうでもいいから! とにかく思いっきり! 来い、長倉!」と続けた。

その言葉を聞いた和平は「では、お言葉に甘えて」と、思いっきり投げる。すると、真夜中にもかかわらず、近所の人の家の窓ガラスを直撃、まるで昭和の漫画でよくある展開のようにガラスを割ってしまうのであった。