『魔物(마물)』麻生久美子と塩野瑛久の濃厚ラブシーン “チゲぶっかけ”から怒涛の展開に

その続きの情事は、あろうことか名田奥太郎(佐野史郎)の葬儀のトイレで行われる。殺人犯の容疑がかかっている凍也に妻の夏音(北香那)と葬儀に参列するよう提案したのは、あやめ。弁護士からの観点から、身の潔白を証明するためのあえての行動だ。しかし当然、奥太郎を亡くした妻の陽子(神野三鈴)が許すわけがなく、あやめは頭から大量のチゲを被ってしまう。ツッコミ始めるとキリがないのでやめておくが、あやめと凍也が事を致すまでの韓国式の導入と捉えるのがいいだろう。

夏音は、あやめの着替えを買いに行っていて不在。その間に2人はトイレで激しく求め合っていく。鏡越しのカメラワークから、やがて2人は個室へと移動。暗くなったトイレに、個室の明かりだけが点灯し、あやめのハイヒールが小刻みに動いている。筆者が驚いたのが、ここでインサートされる「巧みに相手の心理を読む、攻撃型フェンサーです。初めはこっちが攻めているように見えてもいつの間にかゲームを支配されているような」という、凍也のフェンシング選手としてのナレーション。凍也の危険な男としての一面をフェンサーに重ねたものだが、その洒落た演出はシチュエーションこそ違えど、映画『チャレンジャーズ』(2024年)を彷彿とさせた。
会見では塩野瑛久が「まだまだこんなものではないです」と話していたが(※)、第3話では濃厚なラブシーンの一方でDVといった“魔物”としての片鱗が見え始めていく。
参照
https://thetv.jp/news/detail/1259894/
テレビ朝日が、韓国のスタジオ・SLLとタッグを組んで送る日韓共同制作オリジナルドラマ。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマを掲げたラブサスペンス。麻生久美子と塩野瑛久が初共演にして濃厚なシーンに臨む。
■放送情報
『魔物(마물)』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15~24:15放送
出演:麻生久美子、塩野瑛久、北香那、神野三鈴、佐野史郎、大倉孝二、落合モトキ、宮本茉由、宮崎吐夢、うらじぬの、若林時英
原案:シン・ウニョン
脚本:関えり香
監督:チン・ヒョク、瀧悠輔、二宮崇
音楽:jizue
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)、パク・ジュンソ(SLL)
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、チェ・へウォン(SLL)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、イム・チョヒ(SLL)、河野美里(ホリプロ)
制作著作:テレビ朝日・SLL
制作協力:ホリプロ
©テレビ朝日・SLL
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mamono/
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