深川麻衣が京都人の言葉に惑わされていく 『ぶぶ漬けどうどす』予告編&メインビジュアル

6月6日に公開される深川麻衣主演映画『ぶぶ漬けどうどす』の予告編とメインビジュアルが公開された。
本作は、『his』『そばかす』の脚本家・アサダアツシによる完全オリジナル作品。『南瓜とマヨネーズ』『白鍵と黒鍵の間に』などを手がけた冨永昌敬が監督を務める。
舞台となるのは、歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディだ。騒ぎの火種となるのは、「本音と建前」を使い分ける県民性。その技を器用に駆使する“京都人”と、東京から来た“ヨソさん”である主人公との攻防が、面白おかしく展開。だが、それは京都という迷宮への入口に過ぎない。“ヨソさん”も“生粋の京都人”さえも、京都を愛すれば愛するほど、奥の深すぎる不可思議なこの街に飲み込まれてゆく。なお、「ぶぶ漬け」とはお茶漬けのことで、タイトルの「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠して、遠回しに言う言葉だ。
京都で450年続く老舗扇子店の長男と結婚したフリーライターのまどか(深川麻衣)は、夫の真理央(大友律)の実家を訪れる。マンガ家の安西(小野寺ずる)と組んで、老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと取材を始めるまどかに対し、十三代目となる真理央の父・達雄(松尾貴史)や女将である母の環(室井滋)も快く協力してくれるが……。
公開された予告編の前半は、憧れを抱き京都へやってきたまどかが、老舗の女将たちに取材を進めながら、必死に街に溶け込もうと奔走する姿が映し出される。ところが、後半では一転、まどかのとある言動がきっかけで、「遠慮せんとなんでも聞いてな」と取材に協力的だった女将たちを怒らせてしまい、さらに環から「神様が住んでいる」と教えられた道端の鳥居が、実は立ちション禁止を表すものだったなど、京都人の“言葉”に惑わされていく様子がシュールに描かれる。果たしてまどかは、深い深い“京都沼”から抜け出すことはできるのか。
メインビジュアルは、扇子で口元を隠したまどかを筆頭に、キャストが勢ぞろいした花札風の京都らしい1枚に。それぞれが本音を隠しているような、意味深な表情を浮かべている。
■公開情報
『ぶぶ漬けどうどす』
6月6日(金)テアトル新宿ほか全国公開
出演:深川麻衣、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、山下知子、森レイ子、幸野紘子、守屋えみ、尾本貴史、遠藤隆太、松尾貴史、豊原功補、室井滋
監督:冨永昌敬
企画・脚本:アサダアツシ
音楽:高良久美子、芳垣安洋
製作:清水伸司、太田和宏、佐藤央
企画・プロデュース:福嶋更一郎
エグゼクティブ・プロデューサー:松岡雄浩、赤須恵祐
プロデューサー:石川真吾、横山蘭平
アソシエイト・プロデューサー:三好保洋
製作幹事:メ〜テレ/東京テアトル
制作・配給:東京テアトル
制作プロダクション:さざなみ
©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会
公式サイト:bubuduke.jp
公式X(旧Twitter):@bubuduke_movie