『デビルズ・ゲーム』犯罪心理学者・出口保行が応援コメント メイキング写真も公開

全国公開中のチャン・ドンユン主演映画『デビルズ・ゲーム』のメイキング写真が公開され、あわせて犯罪心理学者・出口保行の応援コメントが到着した。
本作は、サイコパス殺人鬼と手段を選ばない刑事の体が入れ替わってしまうことから始まるアクションスリラー。主演を務めるのは、『ノクドゥ伝〜花に降る月明り〜』『オオカミ狩り』などのチャン・ドンユン。本作では、残酷で狂気じみたシリアルキラーに扮し本格的な悪役に初挑戦した。手段を選ばない刑事・ジェファン役は、『元カレは天才詐欺師〜38師機動隊〜』や『狼たちの墓標』などのオ・デファンが演じた。
また、連続殺人を阻止しようとする広域捜査隊のチーム長を『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』や『犯罪都市』などのチェ・グィファ、広域捜査隊所属のジェファンの後輩刑事を『オオカミ狩り』や『偽りの雫』のチャン・ジェホがそれぞれ演じ、法医解剖医として名バイプレイヤーのキム・ウォネが友情出演している。
公開されたメイキング写真には、制作陣のこだわりが感じられる様子が切り取られている。
本作は、韓国ではR18+(日本ではR15+)指定となった『オオカミ狩り』のザ・コンテンツオンが制作を担当。撮影には『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』『サイコキネシス -念力-』のチェ・ジョンソク、照明には、『ミッドナイト・ランナー』『神と共に』シリーズのイ・ジュンホ、美術監督には『オオカミ狩り』のイ・ジョンウ、アクション監督には『チング 永遠の絆』『パイレーツ』のコ・ヒョンウンが名を連ねている。彼らとタッグを組んだのは、『パイレーツ』『母なる復讐』などで助監督を務めたキム・ジェフン。限界まで燃え盛るビジュアルを作り出すため、カメラワーク、照明、色味、そして音楽までこだわりを見せている。
継続してダークな印象を持つ作品にあえて色彩な光を加え、洗練されたムードを演出。ガイコツの色鮮やかなボディペイントで登場する殺人鬼集団のシーンのブラックライトを駆使したオープニングは監督のアイデアによるもの。さらに、リアル感溢れる雰囲気を持つロケ地にも重点を置き、ターミナル駅として知られる龍山駅や廃校、クラブ、病院、警察署、市場など、空間ひとつひとつを重複しない色味と質感で表現した。また、龍山駅付近のシーンは、ソウル駅のホームレスたちが実際に路上生活している場所でも撮影されている。
チャン・ドンユンとのオ・デファンの2人も、初挑戦の魂が入れ替わる役柄には頭を悩ませながらも、話し合いを重ねて演じるプランを練ったという。オ・デファンは「体が変わるのだからお互いのトーン(雰囲気)を真似するべきか?」と悩んだが、真似するというよりは「私がジェファンなら? 私が本当のジニョクだったらどうだろうか」という発想から演技をしていこうと話し、「べストを尽くして撮影しました」と語った。“家族が人質に取られたサイコパス殺人鬼の身体を持つ刑事”、そして“刑事の身体を手に入れたサイコパス殺人鬼”を演じ、さらにその先“サイコパス殺人鬼の身体を持つ刑事だと洗脳された殺人鬼”、“刑事の身体を手に入れたサイコパス殺人鬼だと偽って全てを操っていた刑事”を演じるという、物語が進むにつれ複雑になっていく役を演じ切った。
また、本作を鑑賞した東京未来大学副学長で犯罪心理学者の出口保行は、「『確証バイアス』という罠。人には『思い込み』があります。これが時として判断を狂わせる。本作は最後まで視聴者を困惑させ続けます。思い込みを二転三転させることで一層深い闇に引きずりこみます」と、劇中の入れ替わりトリックの真相部分を犯罪心理学者の視点でコメントした。
監督は公開にあたり「2人の頭脳戦の面白さを堪能するためにも、前半の伏線を見逃さないように!」と語っている。
出口保行(犯罪心理学者) コメント
「確証バイアス」という罠。
人には「思い込み」があります。これが時として判断を狂わせる。
本作は最後まで視聴者を困惑させ続けます。思い込みを二転三転させることで一層深い闇に引きずりこみます。
■公開情報
『デビルズ・ゲーム』
全国公開中
監督・脚本:キム・ジェフン
出演:チャン・ドンユン、オ・デファン、チェ・グィファ、チャン・ジェホ
提供:KADOKAWA Kプラス、MOVIE WALKER PRESS KOREA
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
2023年/韓国/韓国語/106分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/英題:Devils/字幕翻訳:根本理恵/R15+
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