橋本環奈×佐野勇斗が作り上げる“家族”の空気 『おむすび』CPが驚いた30代の結の説得力

NHK連続テレビ小説『おむすび』が現在放送中。平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。
平成26年に管理栄養士国家資格を取得した結は、大阪新淀川記念病院で働き始めて4年目を迎えた。ちょうど30歳になる頃だが、高校生時代から結を演じてきた橋本は、その変化をどう表現しているのか。

制作統括の真鍋斎は「年齢について、僕らから特に話したことはないです」とし、「たとえば今週(第18週)以降は声のトーンを落としていて、話し方もしっかりしてきているように思いました。振り返ると、15歳のときには15歳、20歳のときには20歳で演じていたと。当たり前と言ってしまえばそうかもしれませんが、あらためて見返すと『なるほど』と思いますね」と橋本の演じ分けに感嘆する。
同じく制作統括の宇佐川隆史は「なによりこの1年、橋本さんのお芝居を見てきましたので、(適切に表現してくれるという)信頼感がすごく大きいですね」と語り、「ご本人は様々なことをきっと考えていらっしゃると思いますが、それを表に説明的に出すことはなく、30歳なら30歳の人物として自然に演じてくださっているところが、本当に素晴らしいと思います」と賛辞を送った。

娘の花(宮崎莉里沙)は8歳になり、サッカーが大好きな少女へと成長。翔也役の佐野勇斗とともに、橋本が小学生の母を演じる姿は新鮮だが、真鍋は「3人は本当に仲がよくて、和気あいあいとしています。赤ちゃんに対してもそうでしたが、橋本さんも佐野さんも子どもがお好きなようで、とても楽しそうにしています」と裏での様子を明かす。
「これは僕の個人的な考えですが、おふたりは若い頃から大人たちに囲まれて仕事をされてきましたよね。ですから、その頃に感じる不安や大変さをよくご存知なんです。だからこそ、新人や子役たちがこの現場に自然に馴染めるように、それぞれに気を配っているんだと思います」(真鍋)