トミー・バストウ、髙石あかりは「会った瞬間に『すごくいい!』」 『ベビわる』も絶賛
お互いの印象を聞かれた2人は、髙石がバストウについて、「優しいオーラで包まれている方で、真摯にこの作品だったり、八雲さんに向き合っていて、そういうところも尊敬しますし、これから2人の空気感をゆっくり作っていけたらいいなと思います」と答える。続けて、バストウは髙石の代表作に数えられる『ベイビーわるきゅーれ』シリーズを話題に挙げ、「素晴らしい演技に惹かれました。会った瞬間に『すごくいい!』と思いました。一緒に役を作っていくことを楽しみにしています」と意欲を見せる。
東京の雑司ヶ谷霊園には、小泉セツと小泉八雲の墓がある。八雲は虫を愛した作家で、生前に生まれ変わったら「蚊になりたい」と話していたという記録があるそうだ。バストウは霊園に行った際に蚊に刺されたとのことで、髙石は「小泉八雲さんに刺されたんだ」ということを松江を巡っている最中にバストウから聞き、それがチャーミングだと思ったと笑顔で話す。「言語交流とか文化交流は面白くなりましたね」というバストウは、髙石から「沁みるわ」という日本語を教えてもらったと明かした。10年前に日本語を勉強し始めたバストウ。まだ片言の日本語を親切に理解しようとしてくれる髙石に対して感謝を伝えると、髙石も「私も英語を学んでます」と返していた。
会見終わりには橋爪の囲み取材が開かれ、『ばけばけ』は全25週で、全体の約7割が松江での話になると明かした。松江での撮影予定は、キャスティングの兼ね合いもあり今のところ未定だが、「できれば来年の梅雨に入る前には」とコメント。賣布神社や山口薬局など、夫妻に縁のある場所を訪れることで、その空気感を役や作品に投影してほしかったと、今回の松江訪問について語る橋爪。夫妻に関わる神社やお城などでの撮影について、「ドラマの説得力が上がるのでやりたいと思っています」と松江市民の期待に応えられるようにと意欲を示していた。
■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、2025年秋~放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ
作:ふじきみつ彦
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー :田島彰洋、鈴木航
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK