『全領域異常解決室』広瀬アリスが明かした衝撃の事実 神VSヒルコの全面戦争が幕を開ける

『全領域異常解決室』小夢が衝撃の事実明かす

 とはいえ、そう簡単にいかないのが『全領域異常解決室』である。興玉と小夢が、犬塚が人魚の受け渡しをしているという場所に向かうと、そこには何者かに拘束されている犬塚がいた。驚きもつかの間、興玉と小夢も謎の男たちに拘束されてしまう。後ろから姿を現したのは、大隈のかつてのパートナーである八代路子(原日出子)だった。彼女はヒルコからの指示で犬塚に人魚を使って、不老不死の研究をするように仕向けていた張本人。不老不死の研究に没頭する犬塚に、路子は「美の欲望に取り憑かれたバケモノだから」と言い放つ。路子が犬塚を嫌う理由、それは大隈を取られたことによる嫉妬だ。見た目だけを追いかけて、中身が薄汚れた女を許せないと話す路子だが、本当に中身が汚れているのは路子のほうだろう。近年は見た目だけに執着することに対して軽蔑する向きがあるが、美しくありたいと願うのも人間としての健全なあり方だ。むしろ、路子のように蔑視のまなざしを向けるほうこそ愚かなのではないだろうか。

 小夢が事前に警察を手配していたおかげで、九死に一生を得た興玉たち。その後の調査で犬塚は八百比丘尼であることが判明した。では、なぜ人魚のサプリの研究に没頭していたのか。それは自分のためではなく、大隈を助けるためだった。大隈が90年前に出会った女性こそが犬塚であり、2人はお互いの素性を知ることなく再会を果たしていたのだ。そのことを知ったときの犬塚の表情が切ない。興玉によって記憶は消されてしまうが、それでも犬塚は「彼と出会って見せます」と覚悟を決める。たとえ記憶がなくなってしまっても、2人はまたどこかで再び出会える、そんな気がする。

 ラストには衝撃の事実が明かされる。「あなたは今でも私の夫なんですか?」と芹田正彦(迫田孝也)に問う小夢。彼女は天宇受売命(アメノウズメノミコト)という芸能を司る神であると告白する。思えば、第1話で興玉は「意外とああいう人が運命の相手だったりしますよ」と発言しており、最初から2人の関係は知っていたのだろう。いよいよちりばめられた点と点がつながろうとしている。

■放送情報
『全領域異常解決室』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:藤原竜也、広瀬アリス、柿澤勇人、福本莉子、小宮璃央、成海璃子、迫田孝也、ユースケ・サンタマリア、小日向文世
ゲスト:志田未来、吉村界人、工藤美桜、林泰文、清乃あさ姫、山口紗弥加、森下能幸、山田キヌヲ、神保悟志
脚本:黒岩勉
プロデュース:成河広明、大野公紀
演出:石川淳一
音楽:小西遼
オープニングテーマ:清水美依紗「TipTap」(ユニバーサル ミュージック)
エンディングテーマ:TOMOO「エンドレス」(IRORI Records/PONY CANYON inc.)
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
©フジテレビ
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