仲野太賀、池松壮亮は「心の兄と思っている」 『豊臣兄弟!』会見で長年の絆を明かす

仲野太賀、池松壮亮は「心の兄と思っている」

 4人の出演発表を受けて、主演の仲野は「こんなに頼もしいことはないなと。僕個人として、大好きな俳優さんが集まってくださって、背筋が伸びる思いです。撮影自体はまだ先ですけど、何の不安もないですし、これから約1年半の撮影が楽しみです」と晴れやかな表情で応えた。

 豊臣家のイメージについて聞かれた仲野は、『江~姫たちの戦国~』(2011年)で豊臣秀頼を演じていることに触れ、縁を感じてると話す。だが、秀長を主人公にする大河ドラマはこれまでになかった。「これまで描かれたものとはまた違う角度の大河ドラマになってくるのかなと思いつつも、そこは八津さんが絶対に面白い作品を書いてくれると信じて、頑張っていきたいなと思っています」と会見を見学に来ていた脚本担当の八津に仲野は笑顔を向けていた。

(左から)池松壮亮、仲野太賀

 また、池松と兄弟役を演じることについて、仲野は「ともに猿顔と言いますか」と正直に話しつつも、「背格好とか見た目もそうなんですけど、池松さんには尊敬の念がありまして。自分としても心の兄と思っている方なので、池松さんと一緒にこうやって大河ドラマをやれるということは、僕としてはこれ以上ない幸せで、ものすごく気合が入っています」と池松を慕う気持ちを滲ませる。

 一方の池松も、「遠目から見ると似てるのかな。猿が2匹いると思っていただければ」と期待に応えつつも、俳優仲間であり親戚のような気分も仲野には抱いていると話す。「太賀が嫌がるかなと思って、表では一切言ってこなかったんですけど、太賀が一番仲のいい、何かあったらいろんな話をしてきた相手です」と兄弟役を演じる上で最も相応しい相手であることを示していた。

 会見終わりのフォトセッションでは、仲野から手を差し出し、池松と固く握手を交わす一幕もあった。

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 なお、制作統括の松川氏の囲み取材も行われ、物語は1591年に豊臣秀長が亡くなるところまでを描くことが明らかになった。池松の起用理由については、「シュッとした男前にやってもらったら嘘だなと思っていたというのもあって。(織田)信長役はこれからですが、猿と心から言える人でないといけない」と正直に伝えつつ、「2人のコンビネーションが大事になるので、何よりもそこを重視しました」と話している。仲野と池松は『風林火山』で共演しており、松川氏もそこで助監督として作品に関わっていた。

(左から)浜辺美波、池松壮亮、吉岡里帆、仲野太賀、永野芽郁

 永野が演じる直は、史実にはない本作だけのオリジナルキャラクター。吉岡が演じる慶という呼び方もオリジナルで、浜辺が演じる有名な寧々までを含めて、松川氏は「創作のグラデーション」と表現していた。

 時代考証は黒田基樹氏、柴裕之氏が務めることが明らかになっている。2025年6月にクランクイン予定。放送は2026年1月よりスタートする。

■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、2026年放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬
演出:渡邊良雄

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