佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史、爆笑続きの鼎談 『THE3名様』は「他にない特別な作品」

佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史、爆笑鼎談

 『THE3名様』が帰ってきた! 12年ぶりの復活作に続き、連ドラから映画へと展開する理想的な形で実現した最新作。佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史の3人が、撮影現場の裏話や作品への思いを語る。さらに、サプライズゲストとして櫻井翔が出演したエピソードも。19年間続く彼らの絆と、進化し続ける『THE3名様』の魅力に迫った。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「他の現場ではなかなか味わえないような時間が流れている」

(左から)塚本高史、岡田義徳、佐藤隆太

――『映画 THE3名様Ω〜これってフツーに事件じゃね?!〜』企画スタートから撮影までを振り返って、いかがですか?

佐藤隆太(以下、佐藤):前回12年ぶりに復活して映画(『THE3名様 ~リモートだけじゃ無理じゃね? ~』)をやらせてもらいましたけど、僕たちとしては「いつかタイミングが合ったときにやりたいね」と言い続けて、気が付けば12年経っちゃってたんですよ。だからこそ、ここで復活するなら「絶対この1回限りにはしたくないな」という思いがあって、なるべく早い段階で次の作品をやりたいと思っていました。それがこの2年という期間、しかも“連ドラからの映画”という本当に理想の形で実現して。僕はすごく嬉しかったし、変わらず今後も続けていきたいなと改めて思いました。自分で言うのも照れくさいですけど、完成した作品を観て現段階で『THE3名様』のベストな作品が作れたんじゃないかなと思うので、多くの人に観てもらいたいですね。

岡田義徳(以下、岡田):前作の映画が公開されたときにお客さんの熱量をすごく感じて、“復活させていただいた感”が強くあったんです。それが今回の映画にも繋がったような気がするので、その人たちへの感謝と恩返しも含めて、みなさんにお届けすることができたんじゃないかなと思います。プラスアルファで、またネクストステージへ行きたいと思っているので、いい意味で今まで観てきた人たちを裏切っていくというか。「おお、そこ行ってくれた!」みたいなことを僕らがもっと発見して、研ぎ澄ましていった方が前に進めると思うので、それがこれからの課題かなとも思っています。

佐藤・塚本:(拍手を送りながら)素晴らしいです。

岡田:ありがとうございます。

塚本高史(以下、塚本):19年前に始まったときにも尖っていたわけじゃないし、ハチャメチャなものを始めようなんて思っていたわけじゃないので、12年ぶりに復活したときにも「またあの頃に戻ろう」とか「もう一回同じことをしよう」とは3人とも思っていなくて。だから、“復活”ということでもないような感覚もあったんですよね。「あの楽しかったものを、もう一回やろう」という思いで撮影して、それがすごく気持ちよくできたからこそ「次は連ドラとかをやれたらもっといいよね」と。そんな中、FODさんが賛同してくれて、本当にいろんな人の力を借りてやらせていただけて。僕たちだけじゃできないことばかりなので、そういう幸せな環境にいさせてもらえているんだ、と感じながらやっています。今回も19年続いてきた中で、一番楽しくやらせてもらいました。

佐藤:楽しかったー、それは間違いないなぁ。

岡田:それさ、毎回思わない? 前回も「これが一番楽しかった」って言ってた気がするもん。

塚本:いやいや、そうなのよ。「これ以上ねぇべ!」と思うんだけど、超えてきてるんだよね。

佐藤:それが幸せですよね。

岡田・塚本:すごく幸せです。

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――撮影を振り返って、特に印象に残っていることはありますか?

塚本:やっぱりよっしー(岡田義徳のあだ名)のぎっくり腰ですよね。しかも、まっつん(岡田義徳)が一番動かなきゃいけないエピソードのときに(笑)。

岡田:そうそう(笑)。

塚本:撮影場所のビッグボーイの近くに薬局があって、コルセットとか鎮痛剤とか「買ってんなぁ!」と思いましたよ(笑)。

佐藤:現場入りするとき、僕が駐車場に車を停めたらすぐよっしーが来て(腰を押さえながら)「ちょ……ちょっと隆ちゃん、肩を貸してくれ」と言われて、「どうしました、どうしました?」って(笑)。

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岡田:しんどかったなぁ。もちろん安全運転してますけど、乗り降りは大変でしたね。

佐藤:そう、自走で来たんだよね。あれはショッキングでした。

岡田:前の映画のときには、首を寝違えまして。首が全然曲がらなかったんですよ。

佐藤:だからまとめると、“年取った”って話です(笑)。それだけ長いことやらせてもらえてるということですよね。

塚本:みんな初老ですから。

佐藤:(笑)。でも、さっきも言ったようにとにかく楽しかったですよ。すごくタイトなスケジュールで撮るからタフな現場なんですけど、みんなで集中して、時間が空いたらすぐに読み合わせをして、次のエピソードに対するベースを作っていく。だけど休憩時間には、ご飯を食べながら他愛もない話をしてゲラゲラ笑って。どこを取っても他の現場ではなかなか味わえないような時間が流れているので、やっぱり楽しいです。大変だけど、その大変さがあるからこそ、より楽しい。ただ楽しいだけじゃないところがいいなと思いますね。

塚本:そうやって大変な思いをしながらやった作品を観た方から、「楽しそうにやってますね」って言われたりすると、“してやったり”みたいなところもあるよね?

岡田:わかるなぁ。「あれ楽しそうだったね」と言われて、「いや実はさ……」みたいなこともあるにはあるんだけど、素直に「楽しいのよ」って言えちゃうのがこの現場だと思う。苦労話をしたくなるけど、苦労じゃないなぁって。

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