『逃げ若』吹雪の個性豊かな性格にギャップ萌え! “次世代の声優”戸谷菊之介の存在感

『逃げ若』吹雪の“二面性”にギャップ萌え

 TOKYO MX・BS11ほかにて放送されている『逃げ上手の若君』。第七回「冬の子供たち」で新たに登場したのが吹雪だ。「キャラクター人気投票」でもトップ10入りを果たすなど、作中でも人気キャラクターとしても知られている。時行らとの初対面シーンでは無愛想なキャラクターかと思われたが、次第に個性豊かな性格が明らかになる。

 1334年、幕府滅亡から半年が経ち、時行にとって諏訪潜伏生活で初めての新年を迎えた。全国の混乱は一応の小康状態となっていたが、いまだ小競り合いは続いており、諏訪家にとっても予断を許さない状況だ。しかし、頼重に異変が訪れる。1年の間である時期になると未来を見通す能力が使えなくなってしまうらしい。これまで時行は頼重の未来予知を頼りに大胆な行動をしてきたが、その能力が使えないとなるとより慎重に物事を進めなければいけなくなる。

 そんな中で貞宗が不穏な動きをしていることを知った頼重。それを耳にした時行は「逃若党」で偵察に行くことを提案するが、未来が見通せない頼重は全力で止めようとする。未来予知ができない状況で、時行に何かあってはいけない。だが、同時に時行は頼重の未来予知によって生かされているという構図も見えてくる。能力が使えないことを周りに悟られないように、必死に時行を止めようと頼重が荷台の下に隠れて監視するシーンでは淡々としたナレーションも合わさって屈指のギャグシーンとなっていた。

 諏訪領の北端・中山庄へと到着した時行一行だったが、いきなり斬りかかってきたのが吹雪である。白髮の長髪で少年のように見えるが、様々な軍略に精通しており、優秀な二刀流使いでもある。初登場のシーンでは弧次郎や亜也子の2人を相手に互角に戦っており、相当な実力の持ち主であることがわかる。表情を一切変えることなく剣を捌く吹雪の戦闘シーンはとても迫力があった。だが、逃若党の中に雫がいることがわかると、これまでの無礼を詫びる。ポーカーフェイスのようにも見える吹雪だが、実はかなりの大食いで怠惰な性格の持ち主でもある。そもそも雫との出会いは、捧げ物を忍び込んで食べ尽くしていたところを雫に見つかったところからだった。

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