藤原竜也に地上波連ドラで会える喜び “全領域”を演じられる唯一無二の凄さ
私が辛うじて“藤原竜也不足”を解消できていたのは、『太陽は動かない -THE ECLIPSE-』(2020年/WOWOW)が各種配信サービスで配信中だから。こちらでの藤原は、「AN通信」という産業スパイ組織の諜報員を演じている。つねに死と隣り合わせの存在。共演者らとの感情的なドラマはもちろん、激しいアクションだってある。精神的にも肉体的にも追い詰められた状態でパフォーマンスを繰り広げるさまには、「これぞ藤原竜也!」といいたくなるものがある。
藤原竜也&竹内涼真の姿がアツく語ること 『太陽は動かない』の“シンプルな主題”
ドーーーンッ!!!! およそ10カ月の時を経て、ようやく私たちの前に現れた映画『太陽は動かない』。飛び散る汗、たぎる血潮、耳…
特定の作品における藤原の演技をマネする人々がいるが、これはつまりどういうことなのか。それは、マネをされる藤原の振る舞いが唯一無二のオリジナル性を持ったものであり、彼の演技のシグネチャーになっているということ。オリジナルには、俳優・藤原竜也が何かしらのフィクショナルな世界に立たなければ出会うことができない。私はつねにこの出会いを欲しているのだ。発声にしろ、表情にしろ、身のこなしにしろ、それらには彼にしか生み出すことのできない美しさがある。名だたる演劇人の元で培ってきた演技術が、そこにはたしかに見受けられる。それにマネをされるというのは、彼が主演俳優として看板を背負った『バトル・ロワイアル』シリーズや『デスノート』シリーズ、そして『カイジ』シリーズが、誰もが知る作品たちであることの証だともいえるだろう。
さて、『全領域異常解決室』は特異な設定の作品だが、藤原が演じる興玉雅は非常にみやびやかなキャラクターであるらしい。であれば、いわゆる“アツい展開”は見られないのだろうか。浮世離れしたキャラクターを、いったいどのように体現していくのだろうか。すでに“全領域”で闘ってきた藤原だが、ここでまさかの新たな一面が見られるのか。ああ、放送開始が待ちきれない。
■放送情報
『全領域異常解決室』
フジテレビ系にて、10月9日(水)スタート 毎週水曜22:00~22:54放送
※初回15分拡大
出演:藤原竜也
脚本:黒岩勉
プロデュース:成河広明、大野公紀
演出:石川淳一
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
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