高橋文哉、“強烈キャラ”に飲まれない緻密な役作り TVドラマデビューから5年の軌跡

高橋文哉、“キャラ”に飲まれない役作り

 テレビ朝日系で放送中の金曜ナイトドラマ『伝説の頭 翔』。『クロサギ』や『正直不動産』の原案で知られる夏原武の原作デビュー作として、2003年から2005年に『週刊少年マガジン』(講談社刊)にて連載された同名マンガの初実写化となる。この青春ヤンキードラマで主演を張るのは、『仮面ライダーゼロワン』(2019年)以来、5年ぶりにテレビ朝日系連続ドラマで主演を務める高橋文哉だ。

 1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔と、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人は偶然に出会い、“最強と最弱”の2人の容姿がソックリだったため、人生を交換することになる。本作で、高橋は翔と達人を一人二役で熱演している。

 『仮面ライダーゼロワン』は、高橋のTVドラマデビュー作にして初主演作だが、本作で高橋はお笑い芸人、会社の社長、そして仮面ライダーという設定の難役を演じ切った。

 その後も、『先生を消す方程式。』(2020年/テレビ朝日系)、『着飾る恋には理由があって』(2021年/TBS系)などのTVドラマに次々と出演した高橋は、『最愛』(2021年/TBS系)で吉高由里子が演じる主人公・梨央の異母弟・優を演じ、複雑な背景を持つキャラクターを高い演技力で表現して注目を浴びた。

 『君の花になる』(2022年/TBS系)では、ボーイズグループ「8LOOM」のリーダーでセンターの弾を好演して、イケメンぶりを披露した高橋。2023年には、『フェルマーの料理』(TBS系)に主演して、料理人を目指す岳を演じ、調理師免許を持つ高橋自身にぴったりの役柄を快演した。

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