『ボーン・トゥ・フライ』本編映像&新予告公開 ワン・イーボーらの“本気”のアクションが
6月28日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されるワン・イーボー主演映画『ボーン・トゥ・フライ』の本編特別映像と新予告が公開された。
本作は、パイロットとして優れた能力を持ちながらも、その才能を持て余していた青年が、新世代の戦闘機開発のために試験飛行を行うテストパイロットの一員となり、成長していく姿を描いた中国発のスカイアクション。中国公開時には、わずか3日間で興収40億円を突破し、世界興収177億円を記録した。
ワン・イーボーが若きパイロットのレイ・ユー役を務め、本作で映画デビューを果たしたユー・シーがレイのライバルにあたるドン・ファンを演じた。さらに、教官役で『レッドクリフ』シリーズなどで知られるフー・ジュン、軍医役で『少年の君』のチョウ・ドンユィがキャストに名を連ねた。
公開された本編特別映像は、主人公レイが、教官と一つの機体に乗ってテスト飛行に挑む場面。何らかのアクシデントによりエンジンが停止ししてしまい、警告音が鳴り響く中、2人が乗った機体は反転した状態で上空から真っ逆さまに地面へと落下しそうになる。
かなり危険な状況下で「落ち着け!」という教官の声も聞こえない様子のレイは焦ってパラシュートで脱出。教官も続いて脱出するかと思いきや、操縦かんを握り続ける。その後、教官は、間一髪のところでエンジンの再始動に成功。ギリギリのところで一命をとりとめる。そして、訓練場に戻り、携帯電話に入っていた妻からの何気ないメッセージを見て、命のありがたみを感じるのだった。その一方で、遊牧民が飼う羊の群れの中に着地したレイはこの後どうなるのか。
また、この本編映像の後には新予告も。その新予告の冒頭は、過酷な訓練により傷だらけになったレイと、危険な仕事を辞めさせたい一心の父と母の姿から始まる。心配する両親の気持ちが分かっているがゆえに「親不孝な息子だ、ごめん」とつぶやくレイの姿が胸を打つ。自信家だったレイが複雑な心境の中で、どのようにテストパイロットとし生きていく使命感を持っていくのか、アクション面だけでなくドラマ要素が気になる予告編となっている。
映像の中には、『トップガン マーヴェリック』のオマージュと取れるシーンもあり、中国版『トップガン』とも称される本作には過酷で危険なシーンが数多く登場。しかし、多くの場面を本人が演じている。たとえば、撮影中に車輪がスリップしてしまい、ワン・イーボーが機内で激しい転倒を繰り返してしまったことがあったそう。ワン・イーボーは骨折してもおかしくなかったが、彼はよろめきながらそこから降り、演技を続けたというエピソードが残っている。
■公開情報
『ボーン・トゥ・フライ』
6月28日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:ワン・イーボー、ユー・シー、チョウ・ドンユィ、フー・ジュン
監督・脚本:リウ・シャオシー
配給:ツイン
2023年/中国/北京語/カラー/シネスコ/5.1ch/128分/原題:長空之王/英題:Born to Fly/日本語字幕:河合彩子/字幕監修:浪江俊明/映倫:G
©2023 Shanghai PMF Pictures Co., Ltd. & Mr. Liu Xiaoshi
公式サイト:borntofly.jp
公式X(旧Twitter):@movietwin2