シュー・カイが『楽游原』で見せる“新たな一面” 多彩な演技で“ギャップの魅力”を堪能

シュー・カイが『楽游原』で見せる新たな一面

 中国の国宝級イケメン俳優とも呼ばれるシュー・カイと国際派女優ジン・ティエンが、大勢の兵士を率いて平和への道を切り開いていく大型ロマンスアクション時代劇『楽游原』が、6月6日よりWOWOWにて日本独占初放送・配信される。

 中国乱世の時代、反乱軍によって権力を握られた皇帝の孫で、鎮西都護軍の元帥となる李嶷/十七郎(シュー・カイ)と、崔家軍の校尉として名高く、男装をして自らも戦場に挑む崔琳/阿蛍(ジン・ティエン)が出会うところから物語は始まる。印象的な出会いを果たし、最初は敵対していた2人だが、度々顔を合わせるにつれてお互いに惹かれ合っていることに気づいていく。

 
 李嶷/十七郎(以下、李嶷)を演じるシュー・カイは、総再生数180億回を突破した『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』でブレイクし、魔王の子を演じた『招揺』や、食とロマンスが掛け合わさった『尚食~美味なる恋は紫禁城で~』など、数々の大ヒットドラマに出演する今大注目の中国人俳優。モデル出身だからこそ際立つ美しい佇まいで歴史ドラマでの地位を確固たるものにしているが、現代を舞台にした『マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則』では、偽装結婚に巻き込まれる寡黙な陽華を演じたことも記憶に新しい。

 そして『楽游原』ではただの若者ではなく、敵も恐れをなすほどの貫禄を帯びた青年に扮する。自ら身元を明かさなくても、その立ち振る舞いから只者ではないことに気が付かれてしまうほどだ。また、李嶷は非常に頭の回転が早く、崔琳とも阿吽の呼吸で裏の裏をかいた計画を立てる。父親からはダメな息子だと思われているが、実は秘めた頭脳の持ち主なのだ。シュー・カイは本作で、民のことを考えて最善策を取る仕事熱心な一面や、息をのむほど美しい剣舞、俊敏な動きで崔琳を窮地から救う姿、崔琳と超至近距離で会話する姿など多彩な演技を見せてくれる。

 
 『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』で演じた傅恒は、後に惹かれ合う瓔珞からはじめは姉の仇だと疑われていた。また、人族の学園が舞台の『天舞紀~トキメキ☆恋空書院~』では、人族と敵対する昆吾族の聖女に狙われるが、次第に彼女に惹かれていく護国師を演じたシュー・カイ。使命を抱える強い女性に敵視されながらも心を通わせる役柄を演じたこの2作品と『楽游原』は通ずるものがあると言えるだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「海外ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる