『Destiny』今後の展開を考察 石原さとみと亀梨和也の大学での再会には裏がある?
放火について、真樹は濡れ衣を着せられた?
また物語の冒頭で、2024年9月に奏が真樹を放火の容疑者として取り調べるという、元恋人同士が検事と被疑者という構図から物語が始まるが、真樹が放火して証拠隠滅したのか? それよりも、真犯人か、それに関わる人物がその家に真相を握る人物がいて、話を聞き出そうと向かっていた真樹が濡れ衣を着せられたのか。第1話のラストで、地下鉄中央駅の階段より他の乗客と揉み合いになり転落、頭と腹部を強く打ち病人に運ばれるも「行くところが……」と立ち上がろうとしていたが、その人物に会いに行く途中だったのではないか。ただ亀梨の時折見せる表情が鋭すぎるので、普通に放火犯でも不思議ではない。
また、頭が治っているのにすぐに退院させなかった理由は、おそらく癌のような重い影がCTに映っていたからだろう。英介の死について今になって急に父を尋ねたのは、真樹に残された時間が少ないからではないだろうか。
知美と祐希のどちらかが真樹と繋がっていた可能性
大学の仲間である知美と祐希は夫婦となり第一子が誕生している。真樹が奏と再会したことに意味深な表情を見せるが、カオリの死は知美が記事を教えたらからで後悔しているのはもちろんのこと、おそらく、どちらかが真樹とずっと繋がっていたのではないだろうか。奏と真樹の再会も、どちらかが奏が大学へ行くことを教えたのか? この2人はまだ秘密しかないので要注意。
今後は“禁断の愛の物語”となる?
と、ここまでは誰もが予想している展開だと思われるが、ここからどう物語を発展させていくのか。第3話の予告では、英介と浩一郎が並んでいる写真が映り、第2話で大畑が浩一郎について「ヤメ検が潰しにかかってきたか」と呟いたことから元検事であることが判明、2人は元同僚である可能性が出てきた。本来は悪の政治家を懲らしめるために結託していた仲なのかも。そうなると、大学時代の仲間でもおかしくなく、真樹が初めて奏にあった時に「俺のこと知らない? 顔見たことない?」と言っていたが、幼い頃に家族ぐるみで会っていてもおかしくない。
そして肝心なのが、冒頭で奏が取り調べで真樹と対峙し、「真実を知りたい、ただそれだけで検事となった。この思いが現実となり、私はその扉を開く。この愛が本物かどうか知るために、私は愛する人を……。あなたはこの愛を裁けますか」という言葉から始まること。さらに、2人の出会いとなった試験中にカンニングさせるシーンで「私が犯した初めての犯罪」と、2人が抜け駆けで付き合い始めた時に「初めての裏切り」とナレーションが入ること。
つまりこの物語は、謎解きがメインテーマではなく、検事という立場にもかかわらず愛する人のために嘘を付いたり、裁いたり、今カレへの裏切り行為など、純愛という名の偏愛が物語の軸になり、大好きな人を裁けるのかという葛藤を描く禁断の愛の物語となっていくはず。それを演技派揃いのキャストで美しく描いているだけに、これからどんな運命が待ち受けているのか楽しみだ。
■放送情報
『Destiny』
テレビ朝日系にて、 毎週火曜21:00~21:54放送
出演:石原さとみ、亀梨和也、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実、安藤政信、仲村トオル、佐々木蔵之介、高畑淳子、曽田陵介
脚本:吉田紀子
監督:新城毅彦、星野和成、中村圭良
音楽:得田真裕
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/destiny/
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