新垣結衣主演『違国日記』本ビジュアル&本予告公開 “すずめ”十明のインスパイアソングも

『違国日記』本ビジュアル&予告公開

 6月7日に公開される新垣結衣と早瀬憩がW主演を務める映画『違国日記』の本ビジュアルと予告編が公開された。

 本作は、『さんかく窓の外側は夜』などで知られるヤマシタトモコの同名漫画を実写化するヒューマンドラマ。人見知りな小説家の高代槙生とその姪・田汲朝、対照的な2人が、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。

 監督・脚本を務めるのは、『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・バノラマガール』の瀬田なつき。新垣が主人公・高代槙生を演じ、槙生の姪・田汲朝役にはオーディションで選ばれた新人・早瀬憩が抜擢された。そのほか、槙生の友人・醍醐奈々役を夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役を瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役を小宮山莉渚がそれぞれ演じる。

 公開となった本ビジュアルの舞台は、両親を亡くした朝(早瀬憩)が住むことになる槙生(新垣結衣)の部屋。小説家である槙生らしく部屋には所狭しと本が並び、パソコンにも多くのメモが貼られている。そんな家に住むことになった、まだ15歳の朝と不器用な槙生のぎこちない雰囲気が醸し出されている。そこに「わかり合えなくても、寄り添えることを知ったーー」というコピーが添えられている。

映画『違国日記』本予告《60秒》

 また同時に公開された本予告では、槙生と朝が戸惑いながらも心を寄せ合っていく姿が映し出されている。大嫌いだった姉を亡くし、その娘である朝を引き取ることになり戸惑い、迷う槙生を親友の醍醐(夏帆)と元彼の笠町(瀬戸康史)が支えていく。朝の「なんで嫌いなの、お母さんのこと」という率直な質問に対し、「あなたの感情も私の感情も自分だけのものだから。分かち合うことはできない。あなたと私は別の人間だから」と真摯に答える槙生が描かれている。

 本予告で流れる劇伴を担当するのは、『未来のミライ』や『バケモノの子』などの細田守作品や、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』などの劇伴を担当、CM音楽や執筆も手がけるなど幅広く活動する高木正勝。また、TikTokでの投稿が新海誠監督、RADWIMPSの野田洋次郎に見出され、『すずめの戸締まり』の主題歌「すずめ feat. 十明」に参加した十明(とあか)が、本作を観て、インスパイアソング「夜明けのあなたへ」を書き下ろした。

 原作のファンだという十明のデモ音源が製作陣の耳に留まり、インスパイアソングが実現。デモ音源を聞いた本作の音楽プロデューサーも「儚げな中に凛とした強さを感じさせる十明のインスパイソング。広い音色で観る人や聴く人を、また主人公たちを抱きしめる様に寄り添い、言葉を紡ぎ、人生の背中を押してくれる様な優しい名曲を生み出してくれました」とコメントを寄せている。

十明 コメント

映画『違国日記』のインスパイアソングを作らせていただけたこと、とても嬉しく思っています。元々原作の漫画も大好きで、何度も何度も読み返しました。そしてこの作品の中の強く柔く美しい人々が映像として動き出した時、心揺さぶられました。「夜明けのあなたへ」という楽曲は、彼女たちに向けて手紙を書くような気持ちを歌っています。そして、私自身の素直な気持ちを歪めることなく描くことが出来たように思います。

シンガーソングライター十明
十明
『違国日記』新タイトルロゴ
『違国日記』新タイトルロゴ

 

■公開情報
『違国日記』
6月7日(金)全国ロードショー 
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史
原作:ヤマシタトモコ『違国日記』(祥伝社FEEL COMICS)
監督・脚本:瀬田なつき
音楽:高木正勝
劇中歌:「あさのうた」(作詞・作曲:橋本絵莉子)
配給:東京テアトル
配給協力:ショウゲート
2024年/日本/カラー/シネスコ/DCP5.1ch/139分/G
©︎2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
公式サイト:https://ikoku-movie.com/
公式X(旧Twitter):@ikokunikkimovie
公式Instagram:@ikokunikkimovie
公式TikTok:@ikokunikkimovie

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