坂東龍汰×髙橋里恩×清水尚弥がトリプル主演 二ノ宮隆太郎監督『若武者』5月世界同時公開

二ノ宮隆太郎監督『若武者』世界同時公開へ

 二ノ宮隆太郎監督の新作映画『若武者』が5月25日に世界同時公開、同日にU-NEXTで国内配信されること決定した。

 本作は、株式会社コギトワークスが、UNEXTの協力を受け設立した新邦画レーベル「New Counter Films」の第1弾。前作『逃げきれた夢』が第76回カンヌ国際映画祭に正式出品された二ノ宮が監督を務める。これまで普遍的な日常を鮮やかなリアリズムで描き出してきた二ノ宮監督が、三者三様の若者が人生への疑問を問い続けながら未来に抵抗する物語を描く。

 New Counter Filmsは、「誰もが観たい映画でなく、誰かが観たい映画をつくる」をミッションに、エンターテインメント性を追及しながら、作品性・作家性を重視した映画を製作する。コギトワークス独自の配給網を活用し、国内のミニシアターと、海外17都市のアートハウス劇場へ配給を行う。さらに、U-NEXTにて都度課金(TVOD)制の同時配信を行うことで、劇場への集客を阻害することなく、物理的な理由で映画館に足を運べない観客にも作品を提供。加えて、収益の配分構造を抜本的に見直すことで、総事業費回収後の全体収益の50%を作り手に還元する。

 滑稽にも見える行動を重ねながらも人が与え合う影響について深く考察する3人の若者役には、映画、ドラマ、舞台など幅広いフィールドで活躍している坂東龍汰、髙橋里恩、清水尚弥の3人が抜擢された。義父に対する深い憎しみを秘める渉を坂東、他人の負の感情に愉悦を覚える英治を髙橋、介護職員として真面目に働きながらも周囲を鈍い視線で見つめている光則を清水がそれぞれ演じる。

 そのほか、渉がその存在を疎ましく感じる義父・修二郎を豊原功補、渉たちがたむろする老舗喫茶店のマスターを岩松了、光則が甲斐甲斐しくケアをする介護施設の入居者を木野花がキャストに名を連ねる。

 また、本作が自身初の長編映画となるgroup_inouのimaiが音楽を担当することが決定した。

映画『若武者』予告編

 あわせて公開された予告編は、部屋の隅で無気力に一点を見つめる渉(坂東龍汰)の姿から始まり、日常の中で人生への疑問を問い続けながら未来に抵抗する3人の若者の姿が映し出されていく。映像では、英治(清水水尚)の「革命起こそうぜ」や、光則(清水尚弥)の「夢……どうしたいか、どうなりたいかってことですよね」というセリフも確認できる。

 メインビジュアルでは、渉、英治、光則の姿が切り取られており、「楽しんでね。この世を、」というキャッチコピーが配置されている。

 二ノ宮監督は本作ついて、「この映画の若者は、一見とても幼稚なことを話します。ですが、この世界をどう生きていくことが自分にとって、他人にとって、世界にとっての革命になるのかということを真剣に思考します」とコメントを寄せている。

二ノ宮隆太郎(監督)コメント

この映画の若者は、一見とても幼稚なことを話します。ですが、この世界をどう生きていくことが
自分にとって、他人にとって、世界にとっての革命になるのかということを真剣に思考します。
素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと他に無い映画を作りました。ぜひ観ていただけたら幸いです。

■公開情報
『若武者』
5月25日(土)より世界同時期公開
出演:坂東龍汰、髙橋里恩、清水尚弥、木越明、冴木柚葉、大友律、坂口征夫、宮下今日子純乃あみ、土屋陽翔、新名基浩、小林リュージュ、須森隆文、島津志織、大河内健太郎、五頭岳夫、矢野陽子、矢島康美木野花、豊原功補、岩松了
監督・脚本:二ノ宮隆太郎
エグゼクティブ・プロデューサー:堤天心、関友彦
プロデューサー:鈴木徳至
企画:New Counter Films
製作:コギトワークス、U-NEXT
制作プロダクション・配給:コギトワークス
配信:U-NEXT
2024年/日本/DCP/カラー/スタンダード(1.33:1)/5.1ch/103分
© 2023 “若武者” New Counter Films LLC. ALL RIGHTS RESERVED 
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