『ブギウギ』小雪の起用理由は“母性” 制作統括も驚いた“押しの強いおかあちゃん”ぶり

『ブギウギ』小雪の起用理由は“母性”

 また、トミとは違った角度からスズ子と愛助の仲を引き離そうとするのが、スズ子の付き人・小夜(富田望生)。ラブラブな2人にいちいち挟む小言はクスッと笑えるが、もともと小夜は“そういった役割”を背負うために生まれたキャラクターではないという。

「小夜には奉公先で苦労した、という過去はありますが、愛助と関わっていく中で『小夜ならばこうするのではないか』と、脚本の足立(紳)さんの筆が自然に走ったのだと思います。足立さんも計算して書いてはいないと思うので、こんなにもキャラクター(と物語)がかみ合っていったのが不思議だなと思っています」

 第59回のラストには、愛助とスズ子の恋愛話に加えて、村山興業の元社員・山下達夫(近藤芳正)が楽団のマネージャーに就くと知ったトミが、スズ子たちとの直接対決を示唆。トミは愛助、そしてスズ子に何を告げるのか、ますます目が離せない。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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