マッツ・ミケルセン、ベネディクト・カンバーバッチとの再会喜ぶ 「今回は戦ってません」

マッツ・ミケルセン、ゾンビ映画出演に意欲

 幕張メッセにて開催中の「東京コミックコンベンション2023」(以下、「東京コミコン2023」)。マッツ・ミケルセンが12月9日のセレブ・ステージに登壇した。

 MCの小田井涼平と杉山すぴ豊の呼びかけにより登場したミケルセンは、いきなり会場に向けて投げキッス。会場からは大歓声が沸き起こった。東京コミコンの参加は2回目、今年5月に開催された「大阪コミックコンベンション2023」に続いてのコミコン参加となったミケルセン。「日本のファンを気に入っている証では」と杉山が問いかけると、ミケルセンは「もちろんです」と答えながら、「ファンの方と同様に、同じぐらい好きなのが日本の食べ物です」と続ける。特に寿司や神戸牛が好きと言うが、「本当になんでも美味しくて、どんなお店に入っても、いつも満足させてもらっています」と日本の“食”を絶賛した。

 事前にファンから寄せられた質問に答えていくミケルセン。「本当にダンディーでセクシーですが、生まれたときからそんなに素敵なのですか? それとも何か心がけていることはありますか?」という質問に対しては、「あまり意識はしていないんですが、歳を取って、少し服に気を使うようになりました。カジュアルにしようとしてるんですけれども、それが似合うとラッキーなことになるのかなと。まあ今日はちょっとカジュアルとは違いますけどね」とファッションに言及。ここでMCの小田井から「座った状態でマッツさんの思うダンディーなポーズを取っていただけないでしょうか」とリクエストが飛ぶ。すると、「それよりももっと面白いものができます」と言いながら、“考える人”のポーズを披露。ミケルセンの貴重な姿に、会場からは再び大きな歓声が上がった。

 「東京コミコン2023」には『ドクター・ストレンジ』で共演したベネディクト・カンバーバッチも参加していることから、日本での再会についての質問も。オープニングセレモニーでは同じステージに立ったカンバーバッチについて、ミケルセンは「ベネディクトのことは昔から知っていますが、非常に素晴らしい俳優であり、素晴らしい人間です。『ドクター・ストレンジ』で共演できて、本当に光栄でした」とその人柄を絶賛しながら共演を懐かしむ。続けて、「今回は彼とは戦っていません。なぜかと言うと、ベネディクトはかなりワークアウトして鍛えていそうだったから。私は鍛えていないので、ちょっと今回はやめておこうかなと」と笑いを交えながらエピソードを披露した。

 また、兄であるラース・ミケルセンについての質問も飛び出した。最近どんな話をしているかと聞かれたミケルセンは、「ラースと共通で盛り上がる話題は、俳優業ではなくてスポーツ。昔からスポーツについてよく話していて、最近もスポーツについて話しました。女子ハンドボールでデンマークのチームが日本のチームに負けたんです。かなりビックリしたんですが、日本はよくやったなと思いました」と、先日行われたばかりの「ハンドボール女子世界選手権2023」で日本がデンマークに勝った試合について、兄のラースと言葉を交わしたというエピソードを披露した。

 『スター・ウォーズ』、『ファンタスティック・ビースト』、『007』、『インディー・ジョーンズ』、マーベル・シネマティック・ユニバースと、数多くのフランチャイズ作品に出演しているミケルセン。「次はどんなフランチャイズに出たいか?」という質問には、「最近よく言っているのですが、ゾンビ映画に出てみたいです。フランチャイズと言えるかはわかりませんが」と答え、次に控えている作品として、『ハンニバル』でタッグを組んだブライアン・フラー監督の『Dust Bunny(原題)』の名前を挙げた。

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