『力の強い女カン・ナムスン』ピョン・ウソク沼にハマる人続出! シオに救いはあるのか
Netflixで配信中の『力の強い女 カン・ナムスン』は、人気ドラマ『力の強い女 ト・ボンスン』の新シリーズ。スーパーパワーを持つ特異な家系の女性を主人公にした世直しストーリーとして人気を博している。
本作は、代々女性にだけ怪力が受け継がれる遺伝子を持つヒロインと、その母、祖母の3世代が世直しをする物語だ。主人公のカン・ナムスンを演じるのは、『イカゲーム』のイ・ユミ。母ファン・グムジュをキム・ジョンウンが、さらに世直しに、恋にと人生を謳歌する祖母キル・ジュンガンを韓国では“国民の母”と呼ばれるキム・ヘスクが演じている。ナムスン、グムジュは、世直しとして麻薬捜査官カン・ヒシク(オン・ソンウ)と組み、ロシアに麻薬を流している流通会社ドゥーゴー代表のリュ・シオ(ピョン・ウソク)を探っていた。シオは、ロシアマフィアの「パベル」の一員として、組織に動かされながらもナムスンに好意を抱き始めていた。ここでは現在配信中の最新話である、第11話、第12話をご紹介する。
ナムスンは、シオ(ピョン・ウソク)から「俺と付き合う?」と言われて驚いて言葉が出ない。そんなナムスンにシオは、「一日中君がいなくて気になったし、会いたかった」と連絡が取れず心配だったことを告げる。「どうしてかな」とはぐらかすナムスンにシオは、「人を好きになったときの感情かと」とナムスンの顔を見ながら言う。さらに、「僕に好かれるのは嫌かな?」「心配しないで急がないから」と、冒頭からドキドキさせるシーンが続く。
シオは、過去の辛い境遇からナムスンの力に興味を持ったことが明かされたが、ナムスンの天真爛漫な様子にどんどん心を開いていく。ナムスンを見つめるシオの眼差しに、優しさと愛情が溢れており、最初の頃に彼女に見せていた冷気を纏うような眼差しとの違いが、大きく変化したシオの胸中を映し出している。
シオからの告白の最中に、ナムスンの元に母グムジュから連絡が入り、ナムスンは弟ナミン(ハン・サンジョ)がダイエット薬と信じて飲んでいたのが麻薬であったことを知る。麻薬中毒となったナミンは、グムジュによって入院させられる。ナミンの様子を心配していた父カン・ボンゴ(イ・スンジュン)は、ナミンが麻薬中毒になっていることを知り驚愕し、ナムスンと共にナミンを救うために奔走する。
愛情深い優しい父ボンゴ役を演じるイ・スンジュンは、現在Netflixで配信中の『無人島のディーバ』では、子供を虐待する恐ろしいDV警察官役を演じており、その真逆の演技に泣かされ、震えあがった視聴者も多いだろう。人気ドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun』では、外科医と看護師の純愛エピソードで視聴者を感動させたイ・スンジュンとソ・ジョンヨンが『無人島のディーバ』で見せる全く違った姿に、俳優の演技の振り幅の凄味を見ることができる。
一方、ヒシクは麻薬捜査のチーム長ハ・ドンソク(チョン・スンギル)が麻薬中毒で亡くなったことにショックを受ける。ドンソクが残した記録とUSBを手がかりにシオをなんとしても捕まえようと捜査にますます力を入れるヒシク。しかし、シオの魔の手は、検察の上層部にまで及んでおり、ヒシクの捜査は難航を極める。