『ブギウギ』CPが絶賛する草彅剛の弾けぶり 「トゥリー、トゥ、ワン、ゼロ」誕生秘話も

『ブギウギ』草彅剛の弾けぶりをCPが絶賛

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』が現在放送中。“ブギの女王”と呼ばれる笠置シヅ子をモデルに、大阪の銭湯の看板娘・花田鈴子=福来スズ子(趣里)が戦後のスターへと上り詰めていく姿を描く。

 第6週からは、草彅剛演じる音楽家・羽鳥善一が本格登場。音楽に対するただならぬ情熱を秘めるも、どこか掴めない善一を草彅は“らしさ”全開で演じている。

 制作統括の福岡利武は「草彅さん自身もとても音楽が好きな方なので、『音楽が好きなんだ!』という善一の思いを体全体で表現してくれています。『音楽を作りたいんだ!』と感性が弾けるところまで見事に演じていただいているので、台本で読んでいたよりも数段エネルギッシュな役になっていて、本当に素晴らしいと思っています」と草彅の芝居を絶賛する。

ブギウギ第28話

 第27話からはいよいよスズ子の歌の稽古がスタート。だが、善一はニコニコと笑みを浮かべながら「大阪帰る?」とさらりと言い放つなど、スズ子にとって厳しいレッスンの日々が続いていた。福岡は「(善一のモデルとなった)服部良一さんもすごく稽古が厳しくて、時間が経つのも忘れて没頭するので、笠置さんはご飯も食べずに練習していたというエピソードも残っている」とし、「それだけ目指すところには妥協しない厳しさと、『スズ子じゃなきゃできないんだ!』という彼女への強い気持ちがあるんです」と善一の思いを代弁する。

 第29回では、善一の家を訪ねたスズ子が自身の感情を思い切り歌にぶつけたことで、ついに善一が「なんだか少しだけジャズっぽくなったじゃない」と目を輝かせる。そしてラストには、ジャズへの第一歩を踏み出した2人が、楽しげに歌いながら夜道を歩く姿がほほえましく描かれた。

「ベースは明るく前向きな性格なので、『楽しくなった! 気分最高!』といった感情だと思います(笑)。善一に対して『笑う鬼』というセリフも出てきますが、まさにこういうところだと思うんです。具体的に指示するのではなく、セッションするかたちで作っていくことで、見たことのないところに行けるんじゃないか、面白い歌になるんじゃないのか、と。そしてそれは、趣里さんと草彅さんが台本を深く読まれているからこそ表現できることだと思います」

 福岡は「撮影の順序もバラバラでしたが、2人の関係が徐々に完成していく姿を捉えた見事な第6週になりました。草彅さんと趣里さんには響き合うところがあるようで、すごく自然にお芝居されていますし、現場でも息ぴったりです」と語り、「これから先も、2人の楽しいお芝居がまだまだ続いていきます」とアピールした。

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