『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ウンパルンパ役に松平健 “完全吹替版”本予告も

松平健、『ウォンカ』でウンパルンパ役声優に

 12月8日に公開される映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ウンパルンパ役の日本版声優を松平健が担当することが発表され、あわせて完全吹替版本予告が公開された。

 本作は、世界的ヒットを記録したジョニー・デップ主演映画『チャーリーとチョコレート工場』の工場長ウィリー・ウォンカの若き日を描くファンタジー映画。若きウォンカはいかにしてあのチョコレート工場を作ったのか。彼の“夢のはじまり”が明かされる。ウォンカを新たに演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』『DUNE/デューン 砂の惑星』のティモシー・シャラメ。

 「世界一のチョコレート店を作る」という夢を抱き、意気揚々とチョコレートの町にやってきたウォンカ。彼は自らを魔術師であり、発明家であり、チョコレート職人とアピールしながら、“人を幸せにする魔法のチョコ”で人々を笑顔にしていく。だがその類い稀なる才能は、この町を牛耳る“チョコレート組合3人組”に目をつけられてしまうことに。そんなチョコ組合と裏でつながる警察署長も、「この町でチョコを売るな! たんこぶだけではすまないぞ!」とウォンカに脅しをかける。だが「あなたのチョコは世界一」という仲間の支えと、「私ならやりかえす」というオレンジ色の小さな紳士ウンパルンパの言葉に背中を押され、「すべては夢見ることから始まる。夢を諦めないで」という母の言葉を胸に、ウォンカは魔法のチョコレートで世界を変えていく。

 近年「マツケンサンバII」が再ブレイクするなど、老若男女問わず人気を集める松平が演じるのは、『チャーリーとチョコレート工場』にてチョコレート工場の従業員という役どころで登場し、奇抜なキャラクターと一度聴いたら耳から離れない歌とダンスで注目を集めたウンパルンパ。本作ではウォンカの部屋に忍び込み、夜な夜なチョコレートを盗む一方で、ウォンカの窮地に現れ、時には力を貸してくれる謎の小さき紳士として描かれており、『ラブ・アクチュアリー』など数多くのロマンティックコメディに出演したヒュー・グラントが演じることでも話題を集めている。

 オファーに対して松平は「吹替経験は少ないので少し不安はありました。ただ、役が可愛いくて、普通の人をやるよりもすごい変わった役だったので面白いなと思いました」とコメント。ウンパルンパは、「小さいけども強いプライドがあって、可愛い」キャラクターだが、歌のアフレコ収録は難しかったようで、「聞いてたら簡単なリズムな歌なんですけど、歌ってみたら難しい歌でした」とその苦労を語った。また、「ご本人(ヒュー・グラント)が踊りながら歌っているんで」と、劇中でも登場するウンパルンパの踊りを真似しながら歌う姿も披露している。

 ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”が描かれる本作にちなみ、今後の自身の夢について聞かれると、「今は自分が夢を持ってというよりも、企画を出す若いスタッフがどんどん育っているので、その人たちの提案する企画にチャレンジしていくことを大切にしています。若い人の才能がどんどん、新たな松平健を広げてくれていってますし、その人たちの夢に貢献することが今の夢です」と語った松平。続けて「この作品はすごい夢があったり、家族愛、そして友情、色んなことが描かれていますが、とにかく楽しい作品です。歌あり、踊りあり、色んなものが詰まったファンタジーなので是非ご覧いただきたい」とメッセージを送った。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版本予告 2023年12月8日(金)公開

 なお本作は、劇中の全13曲もの歌とセリフを同一キャストが吹き替えを務める“完全吹替版”となっている。主人公ウィリー・ウォンカ役をDa-iCEのボーカルを務める花村想太、ウォンカの相棒的存在となる少女・ヌードル役を元BiSHのセントチヒロ・チッチ、チョコが好きすぎて悪事に手を染める警察署長役をチョコレートプラネットの長田庄平、謎に満ちたチョコレート中毒の神父役をチョコレートプラネットの松尾駿がそれぞれ担当。

 そんな“完全吹替版”の日本版予告では、世界一のチョコレート店を開くという亡き母との約束を叶えるため、主人公ウォンカは、ひとりぼっちの少女ヌードルなど一風変わった宿の住人たち、松平が声優を務めることが発表となった小さな紳士・ウンパルンパと共に、ウォンカの夢を阻む“チョコレート組合3人組”に立ち向かう姿が描かれている。長田演じる悪事に手を染める警察署長が、ウォンカの顔を噴水へと突っ込み、理不尽な罰を与える悪役っぷりや、松尾演じる神父がキリンに追いかけられ慌てふためく様子なども収められている。

松平健(ウンパルンパ役)コメント

日本版声優を担当するウンパルンパについて、オファーが来た際の率直な感想

人間からは離れた島でカカオ豆を育てながら平和に暮らしていて、小さいけれども大きなプライドを持つオレンジ色の紳士で、ウォンカのチョコを盗んだり、はたまたピンチを救ったりして物語に関わっていくキャラクターです。吹替経験はあまり多くないので、少しだけ不安はありましたが、この役が可愛いくて、普通の人の役をやるよりもすごく変わった役だったので面白いなと思い、参加を決めました。

ウンパルンパを演じるヒュー・グラントの芝居について

非常に紳士的で、気位が高いなぁと思いました。特にこの作品の中では、キャラクターを踏まえて相手を下に見て偉そうに喋るという演技をされていて、その演出も相まって全く違和感がないお芝居だと感じました。

アフレコ収録を振り返ってみて

劇中では、「ウンパルンパ1」「ウンパルンパ2」「ウンパルンパ3」という3曲を歌うシーンがあるんですが、そこが難しかったですね。聞いてみると、簡単なリズムの歌なんですが、実際に歌ってみたら独特のテンポで。ご本人(ヒュー・グラント)が踊りながら歌っている、ということもあり監督の指示で膝を屈伸する動きをしながら本番でも収録しました。

自身にとっての音楽活動、一緒に楽曲制作もしているチョコレートプラネットについての印象

俳優という仕事をやってきてあるタイミングから音楽にもチャレンジしたのですが、「歌」というのは、聴いてる人たちを笑顔にしたり、明るく元気にさせることができるので、「皆さんに笑顔を届けたい」という気持ちで活動しています。チョコレートプラネットのお二人は多才ですね。何でもできてしまう。あの楽曲(チョコレートプラネット長田が制作し、松平がカバーをした楽曲「パンダピラニア」)は彼らからお話を頂いて、音楽のリズムがすごく楽しかったので、参加させていただきました。

今後チャレンジしたいこと、夢を追いかけることが難しいと考えている人へのメッセージ

今は自分が夢を持ってというよりも、企画を出す若いスタッフがどんどん育っているので、その人たちの提案する企画にチャレンジしていくことを大切にしています。若い人の才能がどんどん、新たな松平健を広げてくれていってますし、その人たちの夢に貢献することが今の夢です。何やってもダメだ、とすぐ諦めてしまう人も多いですけど、何か一つ好きなことを追求するのも良いと思います。大きな夢じゃなくても、小さい夢でもとにかく好きなこと一つあれば、それを突き進めていくことで道が開けることもあると思います。

公開を楽しみにしている人へのメッセージ

この作品では夢、家族愛、そして友情と色んなことが描かれていますが、とにかく楽しい作品になっています。歌あり、踊りあり、ドラマありの色々なものが詰まったファンタジーになっているので是非ご覧いただきたいです。 

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■公開情報
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
12月8日(金)全国公開
出演:ティモシー・シャラメ、ヒュー・グラント、オリヴィア・コールマン、サリー・ホーキンス、ローワン・アトキンソン
監督・脚本:ポール・キング
製作:デヴィッド・ヘイマン
原案:ロアルド・ダール
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
公式サイト:wonka-chocolate.jp
公式X(旧Twitter):@WonkaMovie_jp
公式Instagram:@wonkamovie_jp

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