50年ぶりにクリス役再演のエレン・バースティンが登場 『エクソシスト 信じる者』本編映像
12月1日に公開される映画『エクソシスト 信じる者』の本編映像が公開された。
1974年に日本公開されたウィリアム・フリードキン監督によるホラー映画の金字塔『エクソシスト』。一人の少女とその母親が体験する戦慄の恐怖を描き、全世界に一大ムーブメント巻き起こした。あれから50年、本作では、悪魔に憑りつかれた2人の少女が呼び覚ます新たな恐怖を描く。
12年前にハイチの地震で身重の妻を亡くして以来、ヴィクターは一人娘のアンジェラを育ててきた。ある日、アンジェラとその友人キャサリンが森の中で姿を消し、3日後に何が起こったのかまったく覚えてない状態で戻ってきた時、2人の少女とその家族はかつてない恐怖と対峙することになる……。
監督を務めたのは、2018年に公開された『ハロウィン』シリーズのデヴィッド・ゴードン・グリーン。『ハロウィン』や『透明人間』、『M3GAN/ミーガン』を手がけたブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラムが製作を手がけた。
公開されたのは、悪魔の恐怖を誰よりも知る人物、クリス・マクニール(エレン・バースティン)の登場シーン。娘を救う方法を模索するため、父親のヴィクター(レスリー・オドム・Jr.)が、50年前に自身と同様の恐怖体験をした過去を持つクリスの元を訪れるシーン。クリスはかつて娘のリーガンに悪魔祓いが行われたことをきっかけに、悪魔憑きに関する世間の理解を深めるための活動をしてきた。そんなクリスの存在を隣人のアン(アン・ダウト)を通して知ったヴィクターは、悪魔祓いの手がかりをつかむためクリスの元を訪ねる。「“邪悪な力”はこの世にいくらでもある」と伏し目がちに語るクリスは続けて「朝起きる度にあの子のことを考えるわ。いつかもう一度顔を見たいと」と寂し気な表情を見せる。どうやら娘のリーガンは自身のトラウマを掘り起こすようなクリスの活動に反発し、現在は絶縁状態になっている様子。ヴィクターは彼女の話に耳を傾けながら、クリスが悪魔憑きについて執筆した本を手にとり、気になる記述があると伝えると愛娘アンジェラのある写真を見せる。なんとそこに写っていたのは、皮膚に刻まれた“助けて”という文字。「あなたがリーガンを救ったように僕も娘を救いたい」と訴えかけるヴィクターの言葉と、かつて自身の娘リーガンにも同様の事象が起きたことを想起したのか、クリスは何かを悟ったかのように彼を見つめるのであった。
今回、オリジナル版の『エクソシスト』で自身が演じたクリス・マクニール役を50年ぶりに再演することとなったエレン・バースティン。数年前からバースティンに出演を打診し、脚本ができた段階でニューヨークまで会いに行ったというゴードン・グリーン監督は「彼女は僕たちにたくさん質問し、数々のアイデアを提供してくれた。50年前に演じたキャラクターに対し、今でも強い情熱とエネルギーを持っていることがすぐに分かったし、主人公たちがコミュニティーと団結して困難を乗り越えるという本作のテーマを体現してくれると確信した」と、バースティンと彼女の人生のすべてが、本作の完成にはなくてはならない存在であったことを明かしている。
■公開情報
『エクソシスト 信じる者』
12月1日(金)全国ロードショー
監督・脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン
製作:ジェイソン・ブラム
製作総指揮:ダニー・マクブライド
出演:レスリー・オドム・Jr.、アン・ダウド、ジェニファー・ネトルズ、ノーバート・レオ・バッツ、リディア・ジュエット、オリヴィア・マーカム、エレン・バースティン
日本語吹替版キャスト:諏訪部順一、佐倉綾音、鬼頭明里、竹村叔子、小林ゆう、仲野裕、仲村かおり、三木眞一郎、戸田恵子
配給:東宝東和
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公式サイト:exorcist-believer.jp
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