高橋文哉の強みが垣間見える秋に “調理師免許”を活かした才能が光る『フェルマーの料理』

『フェルマーの料理』高橋文哉が強みを活かす

 高橋文哉の強みが垣間見える秋となりそうだ。10月20日より放送がスタートするTBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』は、小林有吾の同名漫画を原作に、高橋文哉と志尊淳のW主演で贈る若きプロフェショナルたちの青春ストーリー。天才数学少年の北田岳(高橋文哉)が若きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)と出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく姿が描かれる。 

 ここで注目したいのが、岳役の高橋の存在だ。高橋は「男子高生ミスターコン2017」でグランプリを受賞後、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)の飛電或人/仮面ライダーゼロワン役でドラマ初出演にして初主演を飾る。ABEMA『太陽とオオカミくんには騙されない』に出演していたこともあり、もともとZ世代からの支持が高かった高橋だが、『最愛』(TBS系)への出演でさらにその名を幅広い世代へと轟かせた。

 
 高橋は『最愛』で主人公・真田梨央(吉高由里子)の異母弟である朝宮優役を演じ、物語の序盤ではミステリアスな「情報屋」として視聴者の心を掴む。その後も、優が物語のキーパーソンであることがわかり、ドラマを盛り上げる存在としてますます注目を集めた。優が持つ影のある青年像は、高橋の演技によって憂いとミステリアスな輝きを放った。一方で、梨央や同郷の宮崎大輝(松下洸平)との関係で見せる少年らしい屈託のない笑顔に心を掴まれた人も多いことだろう。高橋はこの作品をきっかけに大きく飛躍した。

 『君の花になる』(TBS系)では、ボーイズグループ「8LOOM」の佐神弾役を務めた高橋。「8LOOM」は劇中に登場するボーイズグループでありながら、実際にメンバーを演じたキャストらによってデビューを果たし、ドラマ主題歌、音楽番組出演、ライブ活動などドラマと連動した活動で注目を集める。高橋もグループのセンターとして活躍し、『CDTVライブ! ライブ!』(TBS系)などの音楽番組でも視聴者を盛り上げた。こうして芝居だけでなく歌やダンスにも挑戦することで、ますます表現の幅を広げることになる。

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