アキ・カウリスマキ『枯れ葉』予告編公開　日本版ポスターは大島依提亜がデザインを担当

　12月15日より公開されるアキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』の日本版ポスタービジュアル、予告編が公開された。

　『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をしたカウリスマキの復帰作となる本作は、孤独さを抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとするラブストーリー。『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』の“労働者3部作”に連なる“4作目”として発表された。

　第76回カンヌ国際映画祭では審査員賞を、2023年国際批評家連盟賞で年間グランプリを受賞しており、第96回アカデミー賞国際長編映画賞のフィンランド代表にも選出されている。本国フィンランドでは9月15日に劇場公開され、カウリスマキ監督最大のヒット作『過去のない男』をしのぐオープニング動員数を記録した。

　主演を務めたのは、カウリスマキ監督作初出演となる『トーベ／TOVE』のアルマ・ポウスティと、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のユッシ・ヴァタネン。それぞれの友人役として、ヤンネ・ヒューティアイネン、ヌップ・コイブがキャストに名を連ねた。カウリスマキ映画に欠かせない名優“犬”も登場する。

　公開された予告編では、アンサとホラッパが徐々に距離を縮めていく様子が映し出されている。姉妹からなるフィンランドのポップ・デュオ、MAUSTETYTÖTの歌う楽曲「SYNTYNYT SURUUN, PUETTU PETTYMYKSIN」なども確認することができる。

　日本版ポスタービジュアルでは、食卓で見つめ合うアンサとホラッパの印象的な写真と「愛を、信じる」というキャッチコピーを確認することができる。デザインは、『過去のない男』以来、カウリスマキ作品を担当している大島依提亜が手掛ける。

　

■公開情報
『枯れ葉』
12月15日（金）より、ユーロスペースほか全国ロードショー
監督・脚本：アキ・カウリスマキ
撮影：ティモ・サルミネン
出演：アルマ・ポウスティ、ユッシ・ヴァタネン、ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
配給：ユーロスペース
提供：ユーロスペース、キングレコード
2023年／フィンランド・ドイツ／81分／1.85:1／ドルビー・デジタル5.1ch／DCP／フィンランド語／原題：Kuolleet lehdet／英題：Fallen Leaves
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