アリ・ファザールがバイクを乗り回す様子が 『カンダハル 突破せよ』新本編映像公開
10月20日に公開されるジェラルド・バトラー主演映画『カンダハル 突破せよ』の新本編映像と場面写真が公開された。
元アメリカ国防情報局の職員としてアフガニスタンに赴任していたミッチェル・ ラフォーチュンの実体験をベースに作られた本作は、敵地のド真ん中に取り残されたCIA工作員が繰り広げる孤立無援の脱出アクション。製作には『ジョン・ウィック』シリーズのプロデューサーやバトラー自身も参加。バトラーと3度目のタッグとなるリック・ローマン・ウォーが監督を務めた。
公開された本編映像では、アリ・ファザール演じるカヒルがバイクを乗り回す様子や、組織の上司と通話しながら、「砂漠はうんざりだ」と都市への転属を希望する若きエージェントの素顔が見える様子が映し出されている。
あわせて公開された場面写真では、バイクを乗り回すパキスタン軍統合情報局(ISI)のエージェント・カヒルが鋭い視線で銃を構える姿や、バハドール・フォラディ演じるイラン革命防衛隊の大佐ファルザド・アサディが周囲の防衛隊と作戦会議をする姿、さらにレイ・ハラティアン演じるタジク人の軍閥、イスマイル・ラバニの姿などが切り取られている。
様々な勢力が入り乱れた三つ巴・四つ巴のはてしなき追跡劇という設定について、『グリーンランド ー地球最後の2日間ー』を手がけたプロデューサーのブレンドン・ボイーアは「脚本を読んだ瞬間、ミッチェル・ラフォーチュン(脚本)が書き手として新しいことに挑戦しているのが伝わった。この作品は、彼が実際にアメリカ国防情報局で働いていた頃の経験に基づいているからね。この作品に登場する何人かは、色んな意味で実際の経験から生まれた。フィクションの中に、真実の物語を編み込んでいったからこそ、これほど説得力のある作品に仕上がったんだ。中東で対立しているいくつもの集団すべてに共感できるような内容だった。それぞれの登場人物の背景も明確に理解できた」と語った。さらに「こういった題材の映画は、敵を設定することが多い。でも本作は、観客が、あらゆる登場人物に共感できるよう作られている。なぜ、彼らがそのような行動をとっているのかが理解できるんだ」と、どの立場のキャラクターの行動にも共感できるほどのリアリティと説得力があることを明らかにした。
ずる賢く危険ながらも魅力的なカヒルを演じたファザールについて、ボイーアは「アリは、まさにロックスターだよ。それにインドではスターなんだ。本当にかっこよくって、カメラの前でも自然体。完全にカヒル役になりきっていたよ」とその魅力を語った。
■公開情報
『カンダハル 突破せよ』
10月20日(金)公開
出演:ジェラルド・バトラー
監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:ミッチェル・ラフォーチュン
提供:クロックワークス、アスミック・エース
配給:クロックワークス
2022年/イギリス/ DCP5.1ch/シネマスコープ/英語/119分/G/原題:Kandahar/字幕翻訳:平井かおり、字幕監修:大久保義信
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