『ヒップタッチの女王』イ・ミンギ&ハン・ジミンのケミ爆発! 3組の恋の行方は?
Netflixで配信中の『ヒップタッチの女王』に、ディズニープラスで配信中の『ムービング』と、超能力者が主人公の韓国ドラマの人気が沸騰中だ。
どちらのドラマも、超能力者たちが超人的な活躍をする物語で見どころ満載。同じ超能力者が主人公でも、一方はヒューマン×スーパーアクション、もう一方はコメディ×サスペンスと、違ったジャンルと作風ながらどちらも面白い。本稿では、コメディサスペンスの『ヒップタッチの女王』を第7話と第8話を中心にご紹介する。
本作は、ひょんなことから超能力者となった獣医の主人公ポン・イェブン(ハン・ジミン)と、ソウルから田舎に飛ばされた刑事のムン・ジャンヨル(イ・ミンギ)が、コンビを組んで事件を解決していくコメディサスペンス。
静かな田舎町ムジン市に住む獣医のイェブンは、宇宙から飛来した謎の光によって、超能力者となり、おしりをさわることで記憶を見ることができるようになる。ソウルからムジン市に飛ばされた刑事ジャンヨルは、手柄を立ててソウルに帰ろうと意気込んでいた。そんな矢先にイェブンと偶然の出会いを果たし、2人はコンビを組んで事件を解決していくことにする。
ムジン市で起きた連続殺人事件を追うイェブンとジャンヨルは、犯人が“レインポンチョ”を着た人間だと突き止める。さっそくレインポンチョを持つ人間を調べる2人は、ムジン市の住人の大半が所持しており、さらに凶器の包丁もどこにでもあるものと知り愕然とする。
ジャンヨルは、ムジン市の住人を片っ端から調べようと、イェブンに次々とおしりをさわらせ記憶を読み取っていく。そんな中、新たな行方不明者が現れて町は騒然とする。行方不明となった、ムジン茶房の店員チョ・エラン(イ・アジュ)を探すイェブンとジャンヨルは、イェブンと一緒に超能力者となった農場主のチョン・グァンシク(パク・ノシク)が、嘘をついていることを知り、尾行をすることに。グァンシクを追ううちに、イェブンとジャンヨルは離れ離れとなり、イェブンはグァンシクに気づかれてしまう。
ここから、イェブンとグァンシクの“超能力者同士のバトル”が始まるのだが、これまで観てきた数々の超能力者同士のバトルとは大違いで、爆笑バトルが繰り広げられる。おしりを触ることで記憶を読むイェブンと、脚をさわることで読むグァンシクは、双方ともにおしりと脚を触られまいと必死の攻防をするのだが、その動きがコミカルすぎて思わず笑ってしまう。ハン・ジミン扮するイェブンのコミカルな膝の開け閉めと、その表情がたまらない。負けじとパク・シノク扮するグァンシクが、おしりを左右に振る高速シェイクに、これが超能力者同士のバトルであることを忘れてしまいそうになる。
本作は、イェブンとジャンヨルの捜査劇を中心に、“サブカップル”として、2組のカップルが描かれている。1組目は、イェブンの叔母チョン・ヒョノク(パク・ソンヨン)と初恋相手の刑事ウォン・ジョンムク(キム・ヒウォン)。2人の恋の行方と、人気ドラマ『二十五、二十一』のパロディ、『五十五、五十一』が描かれる。韓国ドラマ好き界隈のSNSでは、それぞれを“2521”、“5551”とし、「2521の名シーンを次々とパロディにやってのける5551カップルが尊い」「毎週、なんだかんだ『五十五、五十一』を待っている自分がいる」とヒョノクとジョンムクによる、キム・テリ&ナム・ジュヒョクの名シーンの再現が話題となっている。