門脇麦と染谷将太が2人の時間を楽しむ様子も 加藤拓也監督『ほつれる』本予告公開

『ほつれる』本予告&本ビジュアル公開

 9月8日に公開される門脇麦主演映画『ほつれる』の本予告と本ビジュアルが公開された。

 本作は、2022年に『わたし達はおとな』で長編映画監督・脚本デビューを果たした加藤拓也による2作目のオリジナル脚本・長編映画監督作。音楽は、『ドライブ・マイ・カー』の石橋英子が担当する。

 綿子(門脇麦)と夫・文則(田村健太郎)の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま変わらぬ日常を過ごす綿子は、木村との思い出の地をたどっていく。ともに暮らしながらもすれ違いの続く夫と、優しく穏やかな時間をくれた恋人。どちらにもよりかかることができず、揺れる心を抱えた彼女はある行動に出る。本音と建て前、優しさと偽善、相反する感情が静かに渦を巻き続ける物語。彼女にはなぜ、夫ではない「恋人」が必要だったのか。

 公開された本ビジュアルには、曇りガラスの窓に頬杖をつき、何かに思いを馳せる綿子と、どこか不満げな表情で話す夫・文則、一点を見つめ少し物寂しそうな雰囲気の恋人・木村の3人の相反する表情が写し出されている。ともに暮らしながらもすれ違いの続く文則と、優しく穏やかな時間をくれた木村とのあいだで心が揺れ動き、これまで見ないようにしていた現実とゆっくり向き合っていく綿子の心情が汲み取れる。

映画『ほつれる』本予告

 本予告は、これまでに公開された映像に加え、綿子と木村がキャンプへ行った帰りの列車で「着いたらどっかでお昼食べてく?」「誰にも会わないかな?」「大丈夫でしょ」と2人の時間を楽しむ様子や、親友・英梨(黒木華)と綿子が「結局なんで(お葬式)来なかったの?」「実感湧かなかったからかもしれない」と、本心を隠すかのように視線を合わせずに会話するシーンなどが追加された。

■公開情報
『ほつれる』
9月8日(金)公開
出演:門脇麦、田村健太郎、黒木華、古舘寛治、安藤聖、佐藤ケイ、金子岳憲、秋元龍太朗、安川まり、染谷将太
監督・脚本:加藤拓也
音楽:石橋英子
制作プロダクション:フィルムメイカーズ
配給:ビターズ・エンド
製作:『ほつれる』製作委員会、コム・デ・シネマ
製作幹事:メ~テレ、ビターズ・エンド
©2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS

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