新垣結衣主演でヤマシタトモコ『違国日記』実写映画化決定 監督・脚本は瀬田なつき
新垣結衣主演でヤマシタトモコの人気漫画『違国日記』が映画化され、2024年に公開されることが決定した。
女性コミック誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートし、6月8日発売の『FEEL YOUNG』にて最終回を迎えるヤマシタの同名漫画を実写映画化する本作は、人見知りな30代女性と縁遠い姪の性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える悩みを描いたヒューマンドラマ。
人見知りな35歳の小説家の高代槙生と、その姪・15歳の田汲朝の女同士の同居奇譚。きっかけは、葬式での一コマだった。交通事故で両親を亡くした朝に、無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる朝の様子を見た槙生が、我慢ならず勢い余って私が引き取ると啖呵を切った。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。
主演の新垣が演じるのは、人見知りな35歳の小説家・高代槙生。新垣は「見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と参加への意気込みを語っている。
監督・脚本を務めるのは、『PARKS バークス』『ジオラマボーイ・バノラマガール』の瀬田なつき。瀬田は本作で、槙生と朝のいびつな関係や、彼らを取り巻く個性的な人々を描い出す。
コメント
新垣結衣(高代槙生役)
淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。
瀬田なつき(監督)
読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。
ヤマシタトモコ(原作者)
この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。
■公開情報
『違国日記』
2024年、全国ロードショー
出演:新垣結衣
原作:ヤマシタトモコ(祥伝社フィールコミックス)
脚本・監督:瀬田なつき
企画・制作:東京テアトル
配給:東京テアトル、ショウゲート
©2024『違国日記』製作委員会
公式Twitter:@ikokunikkimovie