少年に起こる悲劇と再生 『CLOSE/クロース』予告編&ポスタービジュアル公開
7月14日に公開されるルーカス・ドン監督作『CLOSE/クロース』のメインビジュアルと予告編が公開された。
本作は、第75回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ、各国の映画賞で47受賞を果たした人間ドラマ。バレリーナ志望のトランスジェンダーの姿を描いた前作『Girl/ガール』が第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞したドンが監督を務めた。
花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごして きた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。13歳になる2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにもかかわらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた……。
公開されたメインビジュアルでは、抱き合うレオとレミ、そして「永遠を壊したのは、僕」というキャッチコピーが確認できる
公開された予告編は、声優・山下誠一郎の「君と過ごしてきた日々、この時間は永遠だと思ってた」というナレーションから始まる。花畑を走るレオとレミの姿、クラスメートにからかわれる様子、レミとの突然の別れが描かれ、「永遠を壊したのは僕」というキャッチコピーで幕を閉じる。
■公開情報
『CLOSE/クロース』
7月14日(金)全国公開
監督:ルーカス・ドン
脚本:ルーカス・ドン、アンジェロ・タイセンス
出演:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
提供:クロックワークス、東北新社
2022年/ベルギー・オランダ・フランス/104分/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/原題:Close/字幕翻訳:横井和子/G
©Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
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