ジャン＝ジャック・アノー新作『ノートルダム 炎の大聖堂』4月公開　予告編＆ビジュアルも

　ジャン＝ジャック・アノー監督の新作映画『ノートルダム 炎の大聖堂』が4月7日に公開されることが決定し、予告編とキービジュアル、場面写真が公開された。

　本作は、『愛人／ラマン』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のアノー監督のもとにフランス映画界の技術者が集い、IMAXカメラで撮影されたディザスター映画。実際に大規模なセットを炎上させての撮影とVFXの融合により、リアリティと臨場感を見せる。

　パリの街に794年前に建造され、ゴシック建築の最高峰として名高い世界遺産・ノートルダム大聖堂。「ノートル（我々の）・ダム（聖母）」という名が示す通り、その存在は宗教や国境さえ超えて、人々に愛され、人々を見守ってきた。2019年4月15日、その大聖堂が炎に包まれ、崩れ落ちようとしている。大聖堂崩落の危機が迫る中、それでも消防士たちは大聖堂も、聖遺物も、自分たちの命も、どれも諦めない。決死の突入を試みる勇敢な消防士たちの姿。幾つもの不運が重なった中で「死者ゼロ」の奇跡を生み出した、衝撃の真実が明らかになる。

　膨大な資料調査とインタビューを行い、SNSで呼びかけて集めた当時の動画や写真を使用することで、実際の火災の様子やマクロン大統領の姿が随所に織り込まれている。しかし、監督は「映画の目的は、大聖堂で大火災が発生した原因を追究することではなく、どのように大聖堂が救出されたのかを描くことにある」と語り、その立役者は、驚異的な勇敢さと偉業にもかかわらず無名のままでいることを望んだ消防士たちだ。

　公開された予告編では、火災発生時の日時が克明に描き出されており、誤情報や消防士が渋滞にはまって消火に間に合わないなど、不運に見舞われながらも猛火の中を消防士たちが鎮火しようとする命懸けの姿が映し出されている。

　あわせて公開されたキービジュアルには、世界遺産・ノートルダム大聖堂が燃え盛る前に立ちすくむ消防士の姿が写されている。

■公開情報
『ノートルダム 炎の大聖堂』
4月7日（金）IMAXほか全国劇場にてロードショー
監督：ジャン＝ジャック・アノー
出演：サミュエル・ラバルト、ジャン＝ポール・ボーデス、ミカエル・チリニアンほか
配給：STAR CHANNEL MOVIES
2021年／フランス・イタリア／110分／カラー／ビスタ／4K／5.1ch・7.1ch／フランス語／字幕翻訳：宮坂愛／字幕監修：サニーカミヤ／原題：Notre-Dame brûle
©2022 PATHÉ FILMS ‒ TF1 FILMS PRODUCTION - WILDSIDE ‒ REPÉRAGE ‒ VENDÔME PRODUCTION
photo credit：Mickael Lefevre
公式サイト：notredame-movie.com