ミニオン語の意味、オッドアイの理由は? ミニオンズについて知っておきたい3つのポイント
アニメーション映画『怪盗グルーの月泥棒』が、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて2月17日21時より放送される。
本作は、『SING/シング』や『ペット』などを生み出したイルミネーション・エンターテインメントが贈る映画『怪盗グルー』シリーズの第1作目で、ピエール・コフィンとクリス・ルノーが監督を務めた。
ストーリーは、史上最高の悪党を目指すグルーが、ミニオンたちと共に“月を盗む”という大計画を企てるが、ライバルのベクターに邪魔をされ、作戦は難航。マーゴ、イディス、アグネスの3姉妹との出会いにより、子供嫌いだったグルーがいつしか3姉妹と心を通わせる様子や、ミニオンたちのキュートで“はちゃめちゃ”な大冒険を描いたハートフルアドベンチャーだ。
本作でミニオンが初登場し、『怪盗グルー』シリーズの世界興行収入は37億ドルを超え、USJに「ミニオン・エリア(ミニオン・パーク)」が設立されるなど、世界的な“ミニオン旋風”を巻き起こすきっかけとなった作品だ。
そもそもミニオンって?
小さな黄色い生物であるミニオンは、目は1つまたは2つ。髪が生えていたり、生えていなかったりと、それぞれ大きさや特徴が異なる。瞳の色は通常茶色だが、ミニオンズのメインキャラクター、ボブの瞳は緑色と茶色のオッドアイ(虹彩異色症)である。ボブの瞳の色については、コフィン監督がデヴィット・ボウイのファンであり、オッドアイを持つ彼へのリスペクトの表れとも言われている。
不器用でいたずらが大好きなミニオンだが、驚くべき技術スキルも持ち合わせており、時には宇宙船や遊具を設計・製作することもできる。
ミニオンは果物、特に「バナナ」が大好物であり、ミニオン映画シリーズの作中でも、バナナに対する執着がすごいことがうかがえる。また、ミニオンの黄色いフォルムから「ミニオンズはバナナの妖精なのでは?」と疑問に思う人も多いかもしれないが、ミニオンの正体はバナナではない。彼らの正体については、ミニオン誕生からグルーとの出会いまでを描いた『ミニオンズ』(2015年)で詳しく明かされている。
ミニオンのベースとなったのはウンパ・ルンパ?
ミニオンという愛くるしいキャラクターはどのように誕生したのか。今や世界的人気キャラクターとなったミニオンの誕生には、『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)に登場するウンパ・ルンパや、『スター・ウォーズ』シリーズに登場するジャワ族など、名作映画に登場するキャラクターの影響があるという。
『Los Angeles Times』の記事によると、ウンパ・ルンパやジャワ族など、映画で印象的なお調子者のキャラクターを思い浮かべたとき、彼らの魅力の大部分は「背の低さ」が大きく影響していることに気づき、「黄色い小さな生物ミニオン」の着想のヒントを得たことが明かされている。
ルノー監督は、「ミニオンは子どもみたいなものです。集中力に欠け、あまり賢くはありません」と語っており、その結果、バナナやいたずらが大好きな、ゴーグルを付けたモグラのようなキャラクターがデザインされたそう。