第95回アカデミー賞主演男優賞ノミネート 『aftersun/アフターサン』5月26日公開決定

『aftersun/アフターサン』5月公開

 主演を務めたポール・メスカルが第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『aftersun(原題)』が、『aftersun/アフターサン』の邦題で5月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。

 11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る本作。第75回カンヌ国際映画祭批評家週間で上映され、A24が北米配給権を獲得。バラク・オバマ元米大統領のお気に入り映画にも選出された。『ノーマル・ピープル』『ロスト・ドーター』のメスカルが父親カラムを演じている。

 11歳の夏休み、思春期のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間をともにする。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出していく。

 脚本・監督を務めたのは、本作で長編デビューを飾った、スコットランド出身のシャーロット・ウェルズ。半年にわたるオーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオがソフィ役を演じた。第89回アカデミー賞作品賞など3冠に輝いたA24製作『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが脚本に惚れこみ、プロデューサーに名乗りを上げている。ジェンキンスは、映画祭での上映の際、何度も鑑賞しているにもかかわらず感極まり号泣してしまったという。

 あわせて公開された場面写真には、20年前にソフィが父親とともに過ごしたひと夏のかけがえのない思い出が切り取られている。年の離れた兄妹にも見えるカラムとソフィ。トルコのリゾート地のキラキラした水面、移動のバスの中、片時も離れたくないとばかりに父の腕をぎゅっとつかむソフィや、娘を愛おしそうに見つめるカラムの視線が映し出されている。

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■公開情報
『aftersun/アフターサン』
5月26日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
プロデューサー:バリー・ジェンキンス
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2022年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/101分/原題:aftersun/字幕翻訳:松浦美奈/映倫:G
©Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
公式サイト:happinet-phantom.com/aftersun/
公式Twitter:https://twitter.com/aftersunjp

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