「シャンタル・アケルマン映画祭 2023」4月開催 ゴダール&ジャン・ユスターシュ特集も
「シャンタル・アケルマン映画祭 2023」が、4月7日から27日にかけてヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されることが決定。ジャン=リュック・ゴダール、ジャン・ユスターシュの特集上映の実施も決定した。
「シャンタル・アケルマン映画祭 2023」では、2022年に上映された『私、あなた、彼、彼女』『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コメルス河畔通り 23番地』『アンナの出会い』『囚われの女』『オルメイヤーの阿房宮』の5本に加え、ミュージカル『ゴールデン・エイティーズ』や『一晩中』、ドキュメンタリー『家からの手紙』『東から』といった4本の長編と、処女短編『街をぶっ飛ばせ』が新たにラインナップされた。
また、5月6日より東京日仏学院エスパス・イマージュでも「シャンタル・アケルマンをめぐって」と題し、3本のアケルマン監督作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コメルス河畔通り 23番地』『アメリカン・ストーリーズ』『No Home Movie』、さらに『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コメルス河畔通り 23番地』の制作過程を記録した『ジャンヌ・ディエルマンをめぐって』が上映される。
ベルギー出身、フランスを中心に活躍したアケルマン。平凡な主婦の日常を描いた3時間を超える大作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コメルス河畔通り23番地』は、2022年に英国映画協会が10年ぶりに更新した「史上最高の映画100」にて1位に選ばれた。
また、2022年9月に亡くなったヌーヴェルヴァーグの旗手、ジャン=リュック・ゴダール監督を特集した「追悼ジャン=リュック・ゴダール映画祭」が、4月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて開催されることが決定。
8月には、ポストヌーヴェルヴァーグを代表する映画監督ジャン・ユスターシュの特集上映も同じくヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される。4Kデジタルリマスターで甦った220分の大作『ママと娼婦』をはじめとする作品が上映される予定だ。
■公開情報
「シャンタル・アケルマン映画祭 2023」
4月7日(金)〜4月27日(木)ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催
<上映作品>
『街をぶっ飛ばせ』(1968年) ※劇場初公開
『私、あなた、彼、彼女』(1974年)
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コメルス河畔通り23番地』(1975年)
『家からの手紙』(1976年) ※劇場初公開
『アンナの出会い』(1978年)
『一晩中』(1982年) ※劇場初公開
『ゴールデン・エイティーズ』(1986年)
『東から』(1993年) ※劇場初公開
『囚われの女』(2000年)
『オルメイヤーの阿房宮』(2011年)
配給:マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム
公式サイト:chantalakerman2023.jp
「シャンタル・アケルマンをめぐって」
5月6日(土)〜5月14日(日)、20日(木)、21日(金)東京日仏学院エスパス・イマージュにて開催
<上映作品>
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル 1080、コルメス河畔通り 23 番地』(1975年)
『アメリカン・ストーリーズ』(1989年)
『ジャンヌ・ディエルマンをめぐって』(2005年) ※サミー・フレー監督作品
『No Home Movie(原題)』(2015年)
「追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭」
4月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて開催
※上映作品、詳細は順次発表
公式サイト:jlgfilmfes.jp
「ジャン・ユスターシュ映画祭」
8月、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催
<上映作品>
『ママと娼婦 4K デジタルリマスター版』(1973年)ほか上映
※上映作品、詳細は順次発表
公式サイト:jeaneustachefilmfes.jp