『舞いあがれ!』目黒蓮が赤楚衛二にマウントを取る 空気の読めない舞の行動は計算?

『舞いあがれ!』目黒蓮が東大阪の面々に挨拶

 そのまま東京に帰るという柏木に「泊まっていって」とめぐみ。自分の部屋で2人だけの時間を楽しむ舞と柏木だったが、そこに横入りしてしまうのが貴司(赤楚衛二)だった。幼なじみで、家も隣同士。「帰ってたの?」「帰省祝いのパーティーにはあえて参加しなかったのか」といった疑問も湧いてくるが、そんなことよりも舞の空気の読めなさが際立つシーンである。

 窓越しに挨拶をすることになった柏木と貴司。先手を取るようにして、柏木は舞の彼氏であることを宣言する。そこは浩太の時とは違った嫉妬も滲んでいるが、舞は幼なじみとしての存在であることや貴司の短歌が励みになっていたことを嬉しそうに話してしまう。“朝ドラ受け”の『あさイチ』(NHK総合)でも、舞の行動は天然なのか、それとも計算なのかで話題になっていた(もちろん前者だろう)が、そんな愛想のいい舞をこれから支えていくのは自分だと、柏木は貴司へのマウントをさらに強くするのだった。浩太は飲み直し、そのまま酔い潰れてしまうほどに柏木と打ち解けた仲となったが、柏木にとってはもう一人伏兵がいたといった状況だろうか(五島には舞に思いを寄せる一太(若林元太)もいる)。

 2007年12月、浩太にとって新たな挑戦となる「株式会社IWAKURA」の新しい工場が稼働。さらに2008年9月、舞の航空会社への就職活動が始まった。もうすぐリーマンショックが日本にも大きな影響を及ぼすことを知らずに。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK

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