『舞いあがれ!』福原遥と目黒蓮に早くも恋の予感? 正反対の舞と柏木に見えた共通点
舞(福原遥)はパイロットになるために大学を中退し、航空学校に入学することを両親に認めてもらった。だが、本当の試練はここから。『舞いあがれ!』(NHK総合)第8週が幕を開け、舞の受験に向けた猛勉強の日々がスタートする。
舞が入学を希望する航空学校の受験資格は大学に2年以上在籍し、一定以上の単位数を取得していること。そのため、舞は大学に通いながら受験勉強に励み、さらには学費を稼ぐためにアルバイトも続ける。ちなみに今週の脚本担当は桑原亮子から嶋田うれ葉にバトンタッチ。嶋田は2020年前期の朝ドラ『エール』(NHK総合)の脚本も手がけており、舞が様々なタスクに忙殺されそうになる冒頭のコミカルな描写は同作を彷彿とさせた。
ドラマに新しい風を吹き込むのは、脚本家の嶋田だけじゃない。第36話から、かねてより期待の声が挙がっていた目黒蓮演じる柏木弘明が初登場となった。柏木は舞と同じ航空学校の受験生。2人は最終試験の面接会場で出会い、舞から声をかける。しかし、柏木は「黙っててくれないか」とすぐさま舞をシャットアウト。目黒といえば、現在放送中のドラマ『silent』(フジテレビ系)で若年発症型両側性感音難聴を発症する佐倉想を演じており、ヒロインや周りの人たちに向ける優しく憂いを帯びた瞳が印象的だ。
今回演じる柏木はその真逆で、他人のことを“見ていない”。面接で自分の得意なことを聞かれ、乗馬の知識を面接官が知っている前提でつらつらと述べる柏木。物怖じしない姿勢から、かなりの自信家な印象を受けた。一方で得意なことを聞かれているのに、つい好きなことを語ってしまう舞。ゴム飛行機も、ばらもん凧も作ったことがない人からしてみれば十分特技として語れるのにそうできないところに舞の自信のなさが現れている。一見真逆な2人だが、どちらも語り口調は熱く、ちょっとオタク気質なところに共通点がある気がした。