『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』特報&日本版キービジュアル公開
A24製作・配給の映画『EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE(原題)』が、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の邦題で2023年3月3日にIMAX同時上映で日本公開されることが決定。あわせて特報映像と日本版キービジュアルが公開された。
本作の主人公は、破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリン。国税庁の監査官に厳しい追及を受ける彼女は、突然、気の弱い夫・ウェイモンドといくつもの並行世界(マルチバース)にトリップし、「全宇宙に悪がはびこっている。止められるのは君しかいない」と告げられ、マルチバースに蔓延る悪と戦うべく立ち上がる。
主人公エブリンを演じたのは、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でのハリウッドデビュー以降、『グリーン・ディスティニー』など様々なアクション映画に出演しているミシェル・ヨー。共演に『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』『グーニーズ』などで当時一世を風靡し、今作で20年ぶりのハリウッド復帰を果たしたキー・ホイ・クァンらが名を連ねた。監督を務めたのは、『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナートとダニエル・クワンのコンビ。
公開された特報映像では、エヴリン(ミシェル・ヨー)が突然“マルチバース”へジャンプし、女優のようなゴージャスな姿、謎のコスチュームで路上に立ちすくむ姿、そして血だらけの姿まで高速で七変化する様子、ウェイモンドがヌンチャクのように“ある物”を巧みに操り敵を一掃するカンフーアクション、さらに惑星の衝突や、人間の頭が紙吹雪と共に爆発する様子などが収められている。
あわせて公開された日本版キービジュアルは、ファイティングポーズをキメたエヴリンを中心に、書類の山やランドリーマシン、さらにブタやチワワまで奇想天外なマルチバースのアイテムが散りばめられている。
また、監督を務めたシャイナートとクワンから日本公開に寄せてコメントも到着した。
ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督コメント
日本公開への期待
日本の皆さんにやっとこの映画を観ていただけるので、とても嬉しく思っています。日本のアートは想像力豊かで、遊び心があり、そしてパンクです。日本のアニメや映画を見ていると、ボクらももっとリスクを取ってそして楽しんで作品を作らなくては、という気になります。ボクらは皆さんがこの映画で日本のカルチャーが反映されていることを発見して欲しいと思っています。それと、日本はファンアートや映画のポスターが最高ですよね。いつも楽しませてもらっています。
映画を作ろうと思った背景
この映画は、インターネット時代に生きている我々の感情を表現してみました。言葉にはしがたいこのとてつもなく圧倒される感情をとらえて、それを乗り越えていきたいと思いました。始めから、エキサイティングなアイデアが3つありました。
1)バカバカしい闘いを繰り広げるSF・アクション映画
2)21世紀の移民の物語を通して家族愛を描く
3)あまりに多くの別宇宙に行きすぎ、哲学的な思想を探求することになるマルチバースムービー
また、この映画は多くのアジア映画へのラブレターでもあるのです。日本のアニメ作品やあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています。
日本のファンへのメッセージ
ハロー、日本の皆さん!
願わくば、本作の公開を皆さんと一緒に日本でお祝いできたらと思っています。
日本にはまだ一度しか行ったことがありませんが、訪れた街、食べたもの、触れた芸術の全てがとても好きになりました。日本に行く理由を作るのに、また別作品をつくりたいなって思っています!
■公開情報
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
2023年3月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス
配給:ギャガ
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