ピノッキオが現実を突きつけられる 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』本予告公開

『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』本予告

 12月9日よりNetflixにて独占配信される映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』の本予告が公開された。

 本作は、児童文学の金字塔を、『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などのギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を務め、新たに映像化したストップモーション長編アニメーション映画。おもちゃ職人のゼペットじいさんに作られた“ピノッキオ”という操り人形に、愛の力で命が宿り、ピノッキオが本物の人間になりたいと願うようになっていく、愛と冒険と悲しみの物語だ。

『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』予告編

 公開された予告編は、ユアン・マクレガー演じるセバスチャン・J・クリケットが「君に伝えたい。知っているようで、知らない物語だ」と語る様子から始まる。続く映像では、人々が喋る人形を気味悪がり、「ただの人形だ」と心無い言葉を発するも、めげずに「違う! 僕は少年だ!」と希望に満ちた様子のピノッキオ。しかし、そんな彼の期待を裏切るように、事実と異なることを言ってしまったピノッキオの鼻は伸び、現実を突きつけられてしまう。

 ピノッキオは愛するゼペットじいさんと幸せに暮らすため、そして二度と息子を失う悲しみで苦しませないため、人間になることを決意する。さらに、映像では「時に人は、知らないものを恐れる」「お前は永遠の命を持つが、お前の愛する人は違う。いつまで一緒にいられるか分からない」といったセリフが飛び出しながら、ラストは「命は素晴らしい贈り物だ」と温かい言葉で締めくくられる。果たして、ピノッキオは、ずる賢い人間の策略や、海での遭難など次々襲いかかる危機を脱し、人間になることができるのか。

 デル・トロ監督は本作について「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきたんです。私たちは長い時間をかけて、静かに、慎重に、一歩一歩、歩みを進めてきました。一歩も譲らずに、このプロジェクトを進めてきたのです。私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って実践しています。この古典的な物語をまったく新しい方法で再現するには、ストップモーションアニメーションは理想的な手法です」と語る。

 声優陣には、ピノッキオ役を務める新人グレゴリー・マンをはじめとして、コオロギのセバスチャン・J・クリケット役にマクレガー、ゼペットじいさん役のデヴィッド・ブラッドリー、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、フィン・ヴォルフハルト、ケイト・ブランシェットらが名を連ねた。

■公開情報
Netflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
一部劇場にて、11月25日(金)より公開
Netflixにて、12月9日(金)独占配信開始
公式サイト:pinocchio-jp.com

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