『ブラックパンサー』続編でシュリは新たな局面に立つ? レティーシャ・ライトが語る
11月11日に公開される『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でシュリ役を続投するレティーシャ・ライトのコメントが到着した。
ヒーロー映画としては初となるアカデミー賞作品賞ノミネートを果たし、全世界で社会現象となった『ブラックパンサー』。続編に大きな注目が注がれていた中、シリーズを引っ張ってきたティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンが2020年に他界。誰もが衝撃を受けたものの、制作陣やキャストはボーズマンの想いを受け継ぎ、最新作の制作を決意した。ティ・チャラの妹シュリを演じ、ボーズマンと共演してきたライトもまた深い悲しみを乗り越えた一人だ。
ライトが演じたシュリは、明るく活発的な女の子。幼い頃から発明家、科学者としての才能を発揮し、ワカンダには欠かせない存在だった。国王としてワカンダを守るためブラックパンサーとして戦う兄のためにヴィブラニウムを活用したブラックパンサーのスーツや、先端から超音波を発するガントレットを開発。妹として、そして戦いの心強い“相棒”として一心同体の存在だった。しかし突然訪れたティ・チャラの死。彼女は愛する兄の死を誰よりも重く受け止めていた。
「この映画では、いろいろな意味で、シュリと私は同じような感情を共有している。なぜなら、私たちは2人とも、とても辛いかたちで私たちの心を壊したものに対処しているから」と語るライト。キャストや監督全員に愛されてきたボーズマン/ティ・チャラの死は、ライトにとってもシュリにとってもとてつもなく悲しい出来事だった。
ライトは「シュリの感情はリンゴのようなものなの。彼女は文字通り、自分を苦しめているものを噛み砕かなければならない。だから、彼女はそうするの。そして私たちは、悲しみがどのように強さに変わるかを見ることができる。それは世界にとって本当に有益なことだと思う」と、彼女は悲しみに暮れているだけではなく、ワカンダに迫る新たな脅威を前にシュリの悲しみはやがて“強さ”に変わっていくという。「私たちは間違いなく、彼女がどのように自分の感情と向き合っているかということを(今作で)掘り下げる。大きな意味で彼女は自分にとって本当にチャレンジングなことに直面しているの」とシュリは最新作で新たな局面に立つことを示唆。
「彼女がどのように成長し、拡大するかを見ることになるわ。彼女は自分自身のことを、そして自分の感情を理解しようとしている。そして、今、彼女をサポートするために、みんなが彼女の周りに集まろうとしている様子も描かれる」と続けるライト。ワカンダに迫る新たな敵ネイモアを前に、シュリはどんな活躍をしてくれるのか。
■公開情報
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
11月11日(金)公開
監督:ライアン・クーグラー
製作:ケヴィン・ファイギ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©︎Marvel Studios 2022