松岡茉優、役作りの裏にある演者としての想い 「作品は誰かに渡ってようやくゴール」

松岡茉優、役作りの裏にある演者としての想い

「リレーのバトンを渡すような感覚に近い」

松岡茉優

ーー本作の恵美裏もそうですが、現在放送中の『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の摘木星砂など、松岡さんは難しい役柄を演じられることが多いイメージです。役作りをする上で、何か意識されていることはありますか?

松岡:どの作品においても、原作者や脚本家の方が物語を書かれたとき、すでに生まれていると思っているんです。その人物の気持ちやメッセージは、原作や脚本の中にあるのだと思っているので、私は演者としていかにその気持ちやメッセージを取りこぼさずに演じられるか、その役割を務めあげられるか、想ってあげられるかかなと想っています。その人物には生みの親がいて、私は演じる立場なので、その人物がどうしたいのか、というのは常に考えてしまいます。

ーー自分がどう演じたいかということよりも、最も大事なのは原作や脚本だと。

松岡:原作者や脚本家の方などたくさんの方が悩んで、時間をかけて作り上げたキャラクターだと思うので、その先に、演者が演じるという過程があって、さらにその先には、作品を観ていただくというゴールがある。リレーのバトンを渡すような感覚に近いのかもと思います。なので、もらったバトンをしっかり握って、走って、誰かに渡す。役をいただけること自体が、とても尊いことだと感じています。

松岡茉優
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ーー松岡さん個人としてのゴールや目標はいかがでしょう?

松岡:映画だったら公開を楽しみにしていただいたり、連続ドラマだったら毎週の放送を楽しみにしていただいたりすることに尽きますね。私の個人的なゴールというよりかは、観てもらった方にとって忘れられないような作品を、何かを考えるきっかけになるような作品を作れたら、そしてそれに携われたら。作品は誰かに渡ってようやくゴールだと思うので、この『ヘルドッグス』も、観てくださったどなたかにとって忘れられない作品になったらうれしいです。

■公開情報
『ヘルドッグス』
全国公開中
出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、金田哲、木竜麻生、中島亜梨沙、杏子、大場泰正、吉原光夫、尾上右近、田中美央、村上淳、酒向芳
脚本・監督:原田眞人
原作:深町秋生『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2022「ヘルドッグス」製作委員会
公式サイト:www.helldogs.jp
公式Twitter:@HELLDOGS_MOVIE
公式Instagram:@HELLDOGS_MOVIE

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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
10月3日(月)

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