『彼女のいない部屋』マチュー・アマルリック監督が9月に来日 複数の舞台挨拶に登壇へ

マチュー・アマルリック、9月に来日決定

 公開中の映画『彼女のいない部屋』監督のマチュー・アマルリックが9月に来日し、全国の劇場で舞台挨拶を行うことが決定した。

 本作は、俳優であり『さすらいの女神たち』など数々の監督作でも知られるアマルリックの最新作。アマルリックが監督・脚本を手がけ、主人公クラリス役には、カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞にも輝いた経歴を持ち、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ファントム・スレッド』やM・ナイト・シャマラン監督『オールド』、ミア・ハンセン=ラヴ監督『ベルイマン島にて』で知られるヴィッキー・クリープスが抜擢された。

 アマルリックは『そして僕は恋をする』(1996年)に始まり、アカデミー賞にもノミネートされた『潜水服は蝶の夢を見る』(2007年)や『007 慰めの報酬』(2008年)の悪役など俳優として世界的な人気を誇るが、近年は監督としても精力的に活躍。アマルリックは日本映画に大きな影響を受けたと公言しており、先日は『彼女のいない部屋』上映後に『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督とオンライン対談を行った。

 また、9月に開催される「イメージフォーラム・フェスティバル2022」では、アマルリックが12年にわたって追い続けている前衛音楽家ジョン・ゾーンの3部作ドキュメンタリーの最新作『Zorn III(2018-2022)』(2022年)と俳優として主演したフランスの兄弟監督ジャン=マリー&アルノー・ラリユーの『トラララ』(2021年)を上映。そこでも舞台挨拶を行う。

『Zorn III(2018-2022)』
『Zorn III(2018-2022)』
『トラララ』
『トラララ』

■舞台挨拶予定
『彼女のいない部屋』
9月16日(金)Bunkamura ル・シネマ
9月19日(月・祝)伏見ミリオン座(愛知)
9月20日(火) シネ・リーブル梅田(大阪)
京都シネマ(京都)
イメージフォーラム・フェスティバル 2022
9月18日(日)『Zorn III(2018-2022)』スパイラルホール
9月24日(土)『トラララ』SHIBUYA SKY(渋谷 SKY)
出町座・特別企画
9月19日(月・祝)『Zorn III(2018-2022)』出町座(京都)

■公開情報
『彼女のいない部屋』
Bunkamuraル・シネマほかにて公開中
監督・脚本:マチュー・アマルリック
出演:ヴィッキー・クリープス、アリエ・ワルトアルテ
配給:ムヴィオラ
2021年/フランス/97分/DCP/カラー/日本語字幕:横井和子/原題:Serre Moi Fort/英題:Hold Me Tight
©︎2021 – LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

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