ベッキーはいつから怪演俳優に? 『赤いナースコール』でも際立つミステリアスな演技

『赤いナースコール』際立つベッキーの狂気性

  母親が日本人で父親がイギリス人であることから、同様の役ばかりを求められ、役を狭められていしまっていた時期もあったかもしれないが、今では、自身のルーツを完全に長所として活かしている。シャープな表情でミステリアスな雰囲気を醸し出しているのだ。

 実際にその演技が評価されはじめていて、再びベッキーが注目を集めることになっている。

 現在放送中のドラマ『赤いナースコール』(テレビ東京系)でも、その演技が注目を集めているのも納得ができる。というのも、同作でベッキーが魅せた山根ミク役のミステリアスな演技からは、内なる狂気性や恐怖を感じるほどであり、作品自体のもつ異質感の中でスパイスとして機能しているのだ。

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 逆境を利用して自虐的に向かって行ってしまい、方向性を見失い、結果的に長続きしないという俳優やタレントを何度も見てきたが、ベッキーの場合は、なぜか負の要素が感じられない。

 それに、演技の方向性とは反するかもしれないが、またバラエティやイベントの仕事が徐々に増えてきている。これはベッキーがどん底から這い上がったストイックさが、彼女の覚悟や自信を象徴するものであると世間が評価したからではないだろうか。以前とは少し違ったかたちかもしれないが、見事なまでの復活といえるだろう。

 そして、今では二児の母でもあるベッキー。お母さんになっても活躍する女性のロールモデルとしても、世間に影響力をもたらしている。

 YouTubeチャンネル「ベツキイ!!!!」や、去年立ち上げたスキンケアブランド「NaturaLUNA…」など、俳優・タレント業と並行して、マルチな活躍をみせながら、独自の道を進む。

 『赤いナースコール』の今後の展開やベッキーの演技にも注目が集まるっているが、同作では、あくまでサブキャラクターの立ち位置である。それでも圧倒的な存在感を放っている姿からは、映画やドラマで主役を張る日もそう遠い話ではないだろう。

■放送情報
ドラマプレミア23『赤いナースコール』
テレビ東京系にて、毎週月曜23:06~23:55放送
Paravi、ひかりTVにて、地上波放送終了後に配信
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、福本莉子、池田鉄洋、ベッキー、木村了、山本浩司、橋本淳、森田甘路、大水洋介(ラバーガール)、堀口紗奈、板尾創路、浅田美代子、鹿賀丈史
企画・原作:秋元康
監督:本橋圭太、上田迅
脚本:秋元康、宮本武史、服部隆、吉崎崇二
音楽:矢野博康
主題歌: みゆな「凝視」(A.S.A.B)
オープニングテーマ:Sexy Zone「Sleepless」(Top J Records)
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、平部隆明
制作:テレビ東京、ホリプロ
製作著作:「赤いナースコール」製作委員会
(c)「赤いナースコール」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/akanasu/
公式Twitter:@tx_akanasu
公式Instagram:@tx_akanasu

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