橋本愛、3作目のタッグとなる遊川和彦への信頼明かす 「毎回本当に素敵なセリフがある」

橋本愛&中村蒼『家庭教師のトラコ』を語る

 7月20日より日本テレビ系でスタートする新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』。放送を前に、7月9日、日本テレビ社屋にて完成披露試写会が行われ、主演を務める橋本愛をはじめ、中村蒼、美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美が登壇した。

 本作は謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子どもを救う個別指導式ヒューマンドラマ。脚本は『家政婦のミタ』(2011年/日本テレビ系)、『過保護のカホコ』(2017年/日本テレビ系)、『となりのチカラ』(2022年/テレビ朝日系)などを手がけた遊川和彦が担当する。

 司会の佐藤真知子(日本テレビアナウンサー)のナビゲートで、涼しげな浴衣姿で登場したキャスト陣。謎の家庭教師・トラコこと根津寅子を演じる橋本に続いて、東大卒の幼なじみでトラコのパートナー・福田福多を演じる中村、新聞社で働くワーキングマザー・中村真希役の美村、定食屋を営むシングルマザー・下山智代を演じる板谷、そして3%の超富裕層の上原里美を演じる鈴木が登場した。

 第1話を観た感想を聞かれると、橋本は「最初に脚本を読ませていただいたときに抱いたのと同じように、先がどんどん気になるというか、吸引力がすごくある」と語り、「トラコ自身が何を考えているのか分からない、謎めいたところだったりとか、本当の願いというか、本当の野望、何のためにこういうことしているのかっていうこともすごく知りたくなるし。各家庭のみなさんが三者三様ですごく素敵で、みなさんのキャラクターがそれぞれ全然違うのもすごく見ごたえがあります」と目を輝かせた。

橋本愛
橋本愛

 また、劇中に登場するコスプレシーンについて、橋本は「楽しくやらせていただいてます」と笑顔を見せ、「服装を変えることで演じているトラコの内側の部分がコロコロ変わるような感じがあって、カラフルで楽しい日々を過ごしています」と語った。

 トラコのパートナー・福多を演じる中村は、謎多きトラコに興味を引かれたと話したほか、自身が演じる福多について「なぜあそこまでして(トラコに)ご飯を作ってあげたり洗濯をしてあげたりいろいろしてあげて、そこまでするにはもちろん理由があるので、そちらの方もぜひ楽しみに」と見どころに触れた。

中村蒼
中村蒼

 新聞社で記者をしている中村真希を演じる美村は「トラちゃんの変化が本当に楽しい」と語り、「メリーポピンズトラちゃんとしか会ってなかったので、熱血教師トラちゃんとセクシートラちゃんにハッとなって、この2人にも会いたい」と声を弾ませた。また、福多のお母さんっぷりにも驚いたといい、「なぜ彼がここまでして努力を支えてるのかっていうのが強く気になった」と興味を寄せた。

 板谷は、美村が演じる真希の娘・知恵役の加藤柚凪が登場するシーンを挙げ「柚ちゃんのアップから始まるファーストシーンっていうのが『お! なんか始まった』感がすごくあって」と驚いた様子。また「遊川さんの本って、読んでるときよりもみんなで演じるとキャラクターが立ち上がるというか。本を読んでる以上に面白いなって素直な気持ちで見てました」と感想を述べ、「遊川節炸裂なんですよ」と興奮気味で語った。

板谷由夏
板谷由夏

 鈴木は「変わったドラマだなと思いました」と切り出し、「ひと月近く撮影はしているんですけれども、撮影現場の感覚とまた全然違う映像になって繋がった」と述べたほか、里美の息子・守役の細田佳央太との掛け合いのシーンについて「唯一心を許せるのが息子の守」「2人のシーンは本当に楽しくやらせていただいてます」と明かした。

 会見では、第1話でトラコが中村家の6歳の娘・知恵に1万円の正しい使い方を教えるシーンにちなんで、幸せな1万円の使い方についてトークを展開。橋本は「高価すぎて気を使わせたくないですし、値段を感じさせないものってやっぱりいいなと思って、何かの経験になったりとか、長く使えたりとか、そういうものを選ぶときにいつも1万円を基準にして選んでる」と語った。一方、中村は「僕は一番好きな食べ物が桃でして」と恥ずかしそうに切り出すと、キャスト陣は「ああ!」と共感。中村は「食べてる瞬間が一番の幸せと言っても過言ではないぐらい好きなので、1万円で少しいいものを買って食べるっていうのをしてみたい」と、顔をほころばせていた。

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