『鎌倉殿の13人』平賀朝雅役に山中崇　小栗旬からの「うさん臭いですね」にも喜び

　毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に山中崇が出演することが発表された。

　NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝（大泉洋）にすべてを学んだ二代目執権・北条義時（小栗旬）を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組！』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。

　山中が演じるのは、平賀義信の次男・平賀朝雅。北条時政（坂東彌十郎）とりく（宮沢りえ）の娘婿となる。山中は、主演の小栗から「うさん臭いですね」 と言われたそうで、「まずは第一段階のミッションはクリア出来たかと思っております。実は次なるミッションもあるのですが、それは内緒にしておきます」とコメントを寄せている。

山中崇（平賀朝雅役）コメント全文

登場人物の印象、意気込み

「品はいいんだけど、うさん臭い」、「おフランス帰り」。そのように三谷さんから役のイメージを言われました。「色悪を意識してやってください」とも。色悪とは歌舞伎の役柄で、外見は二枚目、性根は悪人のことを言います。「え、僕、決して2枚目では……」と申しでたところ、「それを山中さんがやることが面白い」とおっしゃっていました。戴いた役のイメージを表現できるよう、そして作品にとっての良いスパイスとなるよう努めます。 

大河ドラマ出演について

『八重の桜』、『おんな城主 直虎』。過去に2作品出演いたしました。 大河ドラマの印象は、スタジオの廊下からスタジオの中まで、独特の張り詰めたような緊張感があることです。今回5年ぶりの参加となります。撮影初日はやはりとても緊張いたしました。

三谷幸喜作品への出演について

2016年に、三谷さんが作・演出の舞台『エノケソ一代記』に出演いたしました。僕はエノケンを名乗る男を座長とする一座に常に騙される男たちの役でした。男たちは5人いて、その5役（実は兄弟）をやりました。三谷さんは古川ロッパを名乗る男、実は古川口ッパ（くちっぱ）として出演されてました。

共演者について

撮影時に、宮沢りえさんから「雅ですね」と言われました。小栗さんからは「うさん臭いですね」 と言われました。まずは第一段階のミッションはクリア出来たかと思っております。実は次なるミッションもあるのですが、それは内緒にしておきます。 

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00～放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00～放送
主演：小栗旬
脚本：三谷幸喜
制作統括：清水拓哉、尾崎裕和
演出：吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー：長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供＝NHK